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意外と知らないメールアドレスの話

最近ではLINEなどでのやりとりが主流になってきて、メールアドレスを使う機会が随分と減ってきましたね。

少し前までは毎日のように使っていたメールも、LINEなどが普及したことでほとんど使われることがなくなりました。

「自分のメールアドレスが分からない」 とか、

「メール使ってないから(今の携帯では)送り方が分からない」

というお客様のお声を伺うことも多々・・・

そんな下火になったメールアドレスのことを忘れないで欲しいという『超個人的な想い』から、今回皆さんが知らないような【メールアドレスの話】をしたいと思います。

メールアドレスの作成ルール

【abcd1234@air-hoken.com】 
このようなアドレスが一般的なメールアドレスです。

当たり前ですが、メールアドレスには必ず【@】が入ります。

【@】より前を『ユーザ名』と言い、【@】より後ろを『ドメイン名』と言います。

メールアドレスは、基本的には英数字と一部の記号 「-」(ハイフン)、「.」(ドット)、「_ 」(アンダーバー)を組み合わせて作成します。

メールアドレスに漢字や平仮名・カタカナを使うことはできません。

メールアドレスは世界共通で使用でき、英語が世界の共通語として使われていることを考えれば、当然といえば当然のような気もします。

では、アドレスを作成する際に、大文字と小文字で違いはあるのでしょうか?

abcd1234@air-hoken.com → すべて小文字
ABCD1234@AIR-HOKEN.COM → すべて大文字
AbCd1234@air-hoken.com → 大文字と小文字が混ざっている

ほとんどのメールアドレスは、小文字で表現されています。

@より、後ろのドメイン名は、大文字・小文字の区別はされません。

ただし小文字で表記するのが一般的です。

では、@より前のユーザ名はどうなのでしょうか?

正解はというと。。。。

規格の上では、大文字と小文字は区別されていますが、実際には、ほとんどのサーバー上で区別されることなく使われております。

つまり、ほとんどのメールアドレスは大文字と小文字は区別されることなく運用されているのです。

しかし一部のサーバーには、大文字と小文字を区別しているところもあります。

名刺などに敢えて大文字のメールアドレスが記載されている場合、メールを作成する際は大文字のアドレスのまま送信するのが良いと思います。

続いては、メールアドレスの長さについてです。

たまに、メールアドレスがとーっても長い人がいらっしゃいます。

長いアドレスの利点としては、迷惑メールが届きにくいという点があります。

…が、登録する側は、非常に大変です。。。。

では、どのくらいの長さのメールアドレスが作れるのでしょう?

@より前のユーザ名が、最大64文字まで
@より後ろのドメイン名が、最大255文字まで囲

ユーザ名とドメイン名を合わせた最大文字数が、256文字までとなっております。

しかし携帯のアドレスのような、いわゆるキャリアメールと呼ばれるアドレス(docomo.ne.jpなど)には独自のルールがあり、@より前のユーザ名は、最大30文字までとなっております。

これらのメールアドレスのルールは、インターネットに関する技術の標準を定める団体であるIETF(Internet Engineering Task Force インターネット技術特別調査委員会)が決めたRFCと呼ばれるルールで決まっています。

他にも、以下のような様々なルールがあります。 

・@の直前に記号を入れてはいけない。
abcd1234-@air-hoken.com

このようなメールアドレスはそもそも作れません。

・メールアドレスの先頭に記号を入れてはいけない。
+abcd1234@air-hoken.com

もちろんダメです。

・@より前に『.(ピリオド)』が連続してはいけない。
abcd..1234@air-hoken.com

このようなメールアドレスも作れません。

しかし、昔から同じメールアドレスを使っている人の中には、

「あれ?私のメールアドレスは@の直前に記号があるぞ?」 とか

「ピリオドを連続して使っているぞ。。。」

という人もいるのではないでしょうか。

これは、docomoやauが、2009年3月ごろまでIETFが決めたRFCと呼ばれるルールに準じていなかったためです。

現在では、そのようなメールアドレスを新規作成することはできません。

今でも、そのようなアドレスでメールの送受信はできるようですが。。。

しかし、ほとんどのサーバーではメールを弾いてしまうようです。

そうなってしまった場合、対処法はなく、新規でアドレスを作るしかありません。

以上がメールアドレスのルールでした。

東京海上の【モバイルエージェント】

何故このような話をしたかと申しますと、私たちエール保険事務所で取り扱っている東京海上では、『モバイルエージェント』というアプリをお客様に導入してもらうよう、働きかけております。

そのアプリを導入するためには、メールアドレスが必要となるからです。

アプリをインストールしていただくことで、自分の契約内容が簡単に確認できるだけでなく、事故の報告や、住所の変更など、今まで電話や書類でやり取りしていた作業がお客様ご自身で手続きしていただけるようになりました。

非常に便利なアプリです。ぜひ、皆様も導入していただけたらと。。。。

ちなみに東京海上のモバイルエージェントというアプリで、連続した『..』を含むメールアドレスを登録しようとしてもエラーになってしまいます。

実際に私もお客様の所へ訪問して、そのようなルールに準じていないメールアドレスをいくつか発見しました。

「過去に使えていたメールアドレスが急に使えなくなった。。。。」

という人は、これらのことが原因である可能性が高いです。

メールアドレスからわかること

最後に、【メールアドレスの見方】を説明したいと思います。

@docomo.ne.jp
@gmail.com
@yahoo.co.jp

など、様々なドメイン名がありますが、

「そもそも『ne』『com』『co』『jp』って何なの?」

という声もよく聞きますので、簡単に説明したいと思います。

まずは、『jp』です。

これはなんとなく想像がつくかと思いますが、JAPANのjpです。

他にも

.kr……韓国
.cn……中国
.us……アメリカ合衆国
.uk……イギリス

など、国ごとに違いがあります。

ツバルという、人口が1万人しかいない小さな国があります。

地球温暖化の影響で将来的には海に沈む国と言われているため、知っている方もいらっしゃるかと思います。

ツバルのドメインは【.tv】となります。

面白いことに、これが世界中のテレビ局に人気となっているのです。

メールが普及したばかりの2001年ごろは、【.tv】の使用料金は年間5800円ほどでした。

それが今では、何十倍、何百倍にもなっているそうです。

『news.tv』などの非常に価値の高いものは、年間使用料金だけで1億円を超えるものもあるそうです。

産業の少ないツバルにとって、ドメイン名の使用料金は外貨を稼ぐ貴重な収入源となっております。

その他のドメインをいくつか紹介します。

.com (commercial)
コマーシャル用(商業・商用)主に、アメリカを中心に広まった

.net (Network)
世界中のインターネット関連の組織・団体が使う

.co.jp (commercial)
日本国内で登記を行っている会社が登録できます

.or.jp (organization 団体)
財団法人、社団法人、農業協同組合など

.go.jp (government 政府)
日本の政府機関や各省庁の研究所、独立行政法人など

.ac.jp (academic 大学の、学術的な)
高等教育機関および、学校法人

.ne.jp (Network)
日本国内のサービス提供者によるネットワークサービス向け

皆様のアドレスのドメインはこの中にありましたか?

この機会にご自身のメールアドレスの確認をしてみてはいかがでしょうか。

東京海上のアプリを登録したいという方は、ぜひエール保険事務所(霧島本店・姶良支店・鹿児島支店・川内支店・鹿屋支店)までご連絡ください。

「自分ひとりで登録するのは不安。。。」という方については、私たちが登録をお手伝いします。

お気軽にご連絡ください。

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