鹿児島は雪が降らないから車両保険がなくてもいいってホント?
1月6日、関東では4年ぶりに10センチの積雪を観測する大雪となりました。
鉄道各線の運転見合わせや遅延、首都高速道路や中央環状線などの通行止め、フェリーや空の便の欠航、事故の多発など、関東各県で様々な影響がありました。
たかが10センチですが、関東ではこれが本当に大変なのです。
私は今までに、11月に雪が積もり始める地域や、一晩で150センチの雪が降ったことのある地域、朝の気温が氷点下15度になる地域にも住んだことがあります。
そのような地域では、雪に対してしっかりと備えています。
雪が降る地域の備え
雪用の滑り止めがある靴を履き、車も11月にはスタッドレスタイヤに交換され、新幹線も雪の中を走ります。
雪が積もれば除雪作業に追われます。
もちろん、10センチ程度の雪ではニュースにもなりません。
路面の凍結が起き始めるのは、一般的には気温3度程度になったときとされています。
翌朝が氷点下なら、間違いなく路面は凍結…。
そんな凍結した路面をノーマルタイヤで運転するのは、とても危険です。
スタッドレスタイヤで運転をしていても、滑ってしまうことがあります。
雪が降らない地域は何もしなくていい?
「そうは言っても、あまり雪が降らない地域ならノーマルタイヤでも大丈夫でしょ!」
こう思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ノーマルタイヤで積雪した道路を走ると、法令違反となることがあります。
そうなったら「知りませんでした」では済まされませんので、注意が必要です。
沖縄県を除く各都道府県の公安委員会は、積雪・凍結時のルールを決めています。
違反すると反則金が科され、5万円以下の罰金となる場合もあります。
もし鹿児島で雪が降ったら、やはり今回の関東のケースと同じように大変なことになると思います。
鹿児島では灰が降ることはあっても、雪など滅多に降らないのですから当然ですよね。
「あまり雪は降っていないし、ほんの少し出かけるだけだから大丈夫」と思って出かけたとしても、帰りには積雪や路面凍結に見舞われる可能性もあり、どうなっているか分かりません。
雪の予報があった際は、車での不要不急の外出は控えた方が安全です。
万が一に備えましょう
今回の雪で、1都3県で1200人以上の人がケガをし、交通事故は千葉県内だけでも1000件以上、とも報告されています。
運転中の雪への衝突や、走行中にスリップしてガードレールにぶつかるなどの単独事故を起こした場合、ご自分の車の損害は一般型の車両保険(いわゆるオールリスクタイプ)であれば補償されます。
もちろん雪による事故でお車に損害が生じた場合以外でも車両保険が補償されます。
ご自身のお車に車両保険が付帯されているか確認されてみてはいかがでしょうか。
車両保険につきましては以前のコラム「【自動車保険】車両保険について考えてみよう」でも取り上げていますので、よろしければこちらもご覧ください。
また、凍結した路面で転倒しケガをされた場合は、ご加入されている傷害保険で給付金を受け取ることができます。
ケガを原因として手術や入院をされた場合は、医療保険でもご請求いただけることがあります。
現在ご加入中の保険の内容がわからない、または、保険の内容はわかっても請求の仕方がわからないなどございましたら、いつでもエール保険までお問い合わせください。
また、傷害保険や車両保険にご加入されていないという方で、話を聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら、エール保険事務所まで是非ご相談ください。