新型コロナウィルスと日銀の金融施策
こんにちは。新型コロナウィルス怖いですね。
ニュースも新聞も毎日この話題ばかりですが、先日訪問しました水道設備会社の社長様のお話では
「トイレが入ってこないので施主様に引き渡しが出来ず入金がない。早く収束してくれないと困るのよね~」
とのことでした。
何故???
お話によると集合住宅(マンション、アパート等)の陶器は中国の粘土を使用し中国で作っているとのこと。
またウォシュレットの部品も中国で作っているとのことでした。
そうなのですね。てっきり日本で作っていると思ってました。
<リーマンショックと今回のコロナショック>
人・物・金がまわってこそ経済は活性化していくのにモノが入ってこないのでヒトもまわらない・・
そしてカネもまわらないなんて!
2007年にアメリカでサブプライムローン危機が勃発し資産価値が暴落する出来事が発生しました。
そして2008年にリーマンブラザーズが経営破綻し世界規模の金融危機に発展(いわゆるリーマンショックってヤツですね。)。当時、世界中が金融緩和策を行うことで危機を脱出できました。
でも今回はカネだけでなくヒトもモノもまわらない。どうするんだろう。
<日銀の金融施策>
私が確か中学生の頃(だったはず)社会の授業では日銀の金融施策といえば・・・
「公定歩合」
日銀が各金融機関に貸し出すお金の金利を調整することで景気を調整するって習った記憶がありますが・・・公定歩合という言葉をいつしか聞かなくなりました。
現在の金融施策は「買いオペ」「売りオペ」が中心みたいです。
日銀が債券等を買ったり売ったりすることで世の中に出回るお金の「量」を調整し
経済の安定をコントロールしているようです。
現在行っている日銀の施策は「金融緩和策」・・・
日銀の黒田総裁がバズーカ砲を打ちまくっています。
まず大量の国債を買いオペ
(でも銀行からたくさん購入しても市場にお金が出回らないので)
マイナス金利を導入
(おかげで銀行の収益はかなり圧迫されていますが)
更にはETF(上場投資信託)等を買い続けることで株式市場を下支え
2016年には「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を発表し政策金利を
マイナス0.1%、長期金利を0%に誘導するなんてこともやってきてます。
今回のコロナショックによる日銀の追加金融緩和策は・・・
ETFの購入を年間12兆円に買い増し!
なんてことを発表してましたね。
したがって、まだまだ低金利の世の中は続きそうな気配。
お金を借りる方はいいですが、お金を増やしたい方にはまだまだ難しい状況が続きそうです。
私は経済評論家でもないので詳しい効果はわかりませんが、今回の新型コロナウィルスに関してはとにかく早く収束してほしいものです。