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~災害に備える~【8・6水害】の記憶

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
また、先日の台風ではご自宅やお車など、被害はございませんでしたでしょうか??
お困り事などありましたら、些細なことでも大丈夫です。
遠慮なくお問合せ下さいね。

さてお盆は過ぎたというものの、まだまだ熱中症には注意が必要です。
毎日こうも暑い日が続きますと
「早く涼しくならないかなぁ~」
と思ってしまいます。

しかし、毎年この時期になるとよく目にするのが【8・6水害】の記事です。
今年はあの豪雨災害からちょうど30年になるそうです。

8・6水害のあった当時、私は高校生でした。
その頃は自宅のある甲突川沿いに住んでおり、毎日橋を渡り通学をしていました。
その時はまさかこの川が氾濫するとは、夢にも思っていませんでした。

◇◆ 鹿児島【8・6水害】の記憶 ◆◇

水害の起きた1993年8月6日。
その日はちょうど夏休み期間ということもあり、私は飲食店でアルバイトをしていました。
普段よりお客様が多かったためにとても忙しく、外の様子を気にすることもなかったように思います。
そのため大雨で外が大変な事になっていることに気付いたのは、随分と時間が経ってからのことでした。

その当時はまだ携帯電話も普及しておらず、主な連絡手段は公衆電話。
店内にあった公衆電話にはたくさんのお客様が、ご家族に連絡を取ろうと並んでいました。
そして、その際にお客様から
『川が氾濫の危険がありバスが動かない。』
という話を聞いて初めて、
「自分がいる場所もこのままでは危険だ...」
と思ったのを覚えています。

私も慌てて自宅に連絡をしましたが、電話は繋がりません。
結局自宅に帰ることもできず、アルバイト先で待機していました。
そうしていると、母からアルバイト先に電話があり、

『危ないから帰ってこないで!!』

しかし、その電話も途中で切れてしまいました。
どういう状況になっているのか全くわからず、ただただ家族の無事を祈るしかありませんでした。

あとから聞いた話ですが、母と姉は自宅近くの高い建物を探して、水に浸かりながらも必死で避難したそうです。
辺り一面が浸水するまで、あっという間の出来事だったとのことです。

◇◆【失った大切な思い出『アルバム』】◆◇

その後ようやく水が引き、やっと私も自宅へと帰ることが出来ました。
幸い家族も皆無事で、一安心しました。

自宅は私の背丈以上の高さまで浸水しており、その光景には本当に驚くばかり。。。
しかし落ち込む暇もなく、次の日からは片付けの日々が始まりました。

自宅の中は臭いがすごく、扉をあけると中からは泥が流れ出してきます。
それでも部屋中の汚泥を洗い流しながら、家族や自分の大切な物を必死で探しました。
また、車は完全に水没してしまい、エンジンが故障してもう乗ることはできません。
冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの電化製品はもちろんのこと、衣服や学校の教材などほとんど全ての物が使い物になりませんでした。

何より一番悲しかったのは『アルバム』です。
私の大切な思い出の品は泥に汚れ、全てを廃棄するしかありませんでした。

◇◆日頃から心掛けたい【災害への備え】◆◇

水災後、私たち家族はしばらくの間住むところもなく、母と姉は県外の親戚の家に。
私はアルバイトがあったため、友達の家にお世話になりました。

30年経った今でも大雨が降ると、いまだに必ず母から安否確認の電話が入ります。

残念ながら、雨が降ることを止めることはできません。
しかしこの経験から、“災害時に備えておくことが本当に大事だ”ということを知りました。
災害時には懐中電灯や携帯用ラジオ、衣類や非常用食品など必要最低限の非常用品の準備がとても大切です。
そして災害への備えとして、保険を活用することもできます。

下記は一例になりますが、【保険で備えられること】を確認してみましょう。

①家財保険
自宅の中にそんなに高価なものはないと思っていませんか??
しかし自宅が浸水した場合、ほとんどの家財道具は使い物にならなくなってしまいます。
②水災補償
「うちは水に浸かる心配はないから・・・」と思わず、大事なものは是非高いところに保管を。
最近では「今まで水災がなかった地域だから、今後も大丈夫」とは言い切れなくなっています。
③車両保険
通勤のためにどうしても、マイカーが必要な場合もありますね。
自動車が水没した場合、修理ができずローンだけが残ってしまう・・・という可能性もあります。

また【ハザードマップ】なども確認し、身の回りでどんな災害が起こりうるか、日頃からご家族で話し合っておくのもいいかもしれません。
出典:国土交通省 ~ハザードマップ~(2023.8月現在)

◇◆終わりに◆◇

これからまた、”台風到来時期”を迎えます。
これを機に、現在ご加入されているご自身の補償内容を確認されてみてはいかがでしょうか。

エール保険事務所では、鹿児島県内に5つの支店(霧島本店鹿児島支店姶良支店川内支店鹿屋支店)があります。
いざという時には、”皆様のお住まい近くの支店”からでも事故対応が可能です。

ご不明点などございましたら、まずはお気軽に弊社までお問合せください。

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