【自動車保険】安全に旅行を楽しむために
突然ですが、皆様は最近旅行へ行かれましたか?
私も旅行は好きなのですが、残念なことにコロナ禍もあり暫く行けていません。
コロナが収束したら何処か行きたいな、と思っているところです。
交通手段で選ぶ旅行の楽しみ方
さて、皆さんは旅行の際、どの交通機関を使われますか?
目的地が遠方ならば【飛行機】
ゆっくり景色を楽しむならば【電車】
日常の生活を忘れたければ【船】
時間に縛られず様々な場所へ行きたいなら【自動車】・・・
色々な移動手段があり、それぞれに楽しみ方はあるかと思います。
飛行機・電車・船で移動するメリットとしては、乗車中は目的地に着くまでゆっくりできることでしょうか。
飛行機・電車なら窓からの景色を楽しみ、船ならデッキで新鮮な外の空気を感じる。
これも旅行の楽しみの一つですよね。
しかし、自動車での旅行だと楽しんでばかりはいられないかもしれません。
便利な自動車の旅に潜む落とし穴
公共交通機関を利用すれば安全性は高いですが、一方自動車での旅行となるとどうでしょう。
時間に縛られることなく自由に移動ができるため便利ですよね。
しかし、こんな経験はありませんか?
・初めての場所で道がわからない
・長時間の運転で疲労を感じる
・渋滞に巻きこまれてしまった
楽しいはずの旅行が、移動手段として自動車を使用することでイライラしてしまう、なんてことも…。
また、そんなトラブルがなかったとしても、お車の故障や思わぬ交通事故に遭ってしまうかもしれません。
事故となると賠償金が発生したり、ケガの治療費や自動車の修理費等、多額の金銭の支払いが必要となる可能性もあります。
そんなことになれば、楽しい気分も台無しになってしまいますよね。
しかし、自動車は旅行・普段の通勤・買い物・荷物運搬等の色々なところで活躍する最も身近な乗り物です。
事故の心配があるとはいえ、私たちの生活から切り離すことはできません。
そこで、考えてみていただきたいことがあります。
もし万が一の事態が発生した場合には、現在の補償で大丈夫でしょうか。
「自分は事故しないから大丈夫」と思ってはいないでしょうか。
また、お相手に対する補償や自分のケガに対する備えはいかがでしょう。
自動車保険の必要性
「任意の自動車保険は加入していないけど、自賠責保険はかけてあるし大丈夫。」
そう思われる方もいらっしゃいますが、実は自賠責(強制保険)保険の補償はとても限定的です。
自賠責(強制保険)保険の補償
・相手に対する(対人)補償だけ
・補償額はケガに対してのみ支払われ、限度額が決まっている
・死亡した場合及び後遺症が残った場合も限度額が決まっている
すなわち、自分と同乗者のケガや、お相手のお車や店舗などの対物賠償に対する支払いは一切ありません。
ちなみに、過去にはお相手に対する賠償金で約5億円の支払い命令が出たこともあります。
さらに、対物の賠償金でも1億円を超える支払い命令が出たことも少なくありません。
多くの方は自賠責保険とは別に任意保険に加入されていると思います。
実際のところ、任意保険の加入率の全国平均は約75%です。
但し、これは自動車任意保険を掛けることができる全ての特殊車両を含む平均値です。
軽乗用車・小型・普通自動車に限定すると約80%程度の加入率です。
そうなると5台に1台は未加入(地域により格差有)ということになります。
もし任意保険に未加入のお車との事故にあったとなると、残念ながらご自身へのケガの補償、愛車の修理代はお相手からの補償を受けることができません。
逆に、ご自身が任意保険未加入であれば、他人にケガをさせてしまったり、他人の物を損壊したりすると多額の賠償金を支払わなければなりません。
この時期は旅行だけでなく、年末のご挨拶・お正月の準備や実家への帰省等もあり運転する機会が普段より多くなります。
季節柄、道路の凍結や積雪の心配もあります。
今一度ご加入の自動車保険を見直し、万が一に遭遇しても安心できるように備えておくといいですね。
以前のコラム自動車保険のハ・ナ・シ ~自賠責保険と任意保険~でも、自動車保険について取り上げております。
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皆様の年末年始が安全で楽しい時間となりますよう、お祈り申し上げます。