
【MT免許の取得方法が変更に?】
突然ですが、皆さんは運転免許を取得されてからどのくらい経ちますか??
私は18歳の時に、AT(オートマ)限定なしのMT(マニュアル)免許を取得しており、かれこれ20年以上が経ちました。教習所に通っていた頃はMT車特有の半クラッチ操作や、坂道発進をするのにとても緊張し、苦労した記憶があります。
現在では昔買えなかったMT車を購入し、快適に乗りこなしています。
そんな運転免許証の取得ですが、今年の4月から道路交通法施行規則の改正に伴い、MT(マニュアル)免許取得方法が変更されたことをご存じでしょうか。
今までは免許を取得する際に、事前にAT限定で免許を取得するか、限定なしのMT免許を取得するかを選択し、もしMT免許を選択した場合は教習のほとんどをMT車で行っていました。
しかし、新制度での免許教習は原則AT車で行います。
最初からMT免許を希望した場合であっても、AT卒業後に追加でMT講習(限定解除)を受け、MT免許へ切り替える流れとなるようです。
この免許制度の取得方法変更の背景には、主に二つの要因があると言われています。
【2025年MT免許取得方法の見直しと背景】
背景① AT車普及と主流化
突然ですが、ここで問題です。
現在の日本における新車販売のAT車比率はどのくらいでしょうか?
答えは・・・ なんと、約99%だそうです!
・教習所で普通免許を取得する人の約7割がAT限定を選択
・”将来必要かも”ではなく”ATだけで十分”と考える人が増えた など
2025年のMT免許取得改正の大きな理由として『AT車の普及』と言えるようです。
背景② 物流業界の深刻な人手不足
・ネット通販の急増で仕事量が増加
・運転手の高齢化
・大型・中型免許は取得条件が厳しく、若手の参入が難しい
などにより、大型・中型トラックの運転手が全国的に不足しています。
その解決方法の一つとして、大型・中型免許においても今後AT限定が導入される予定です。
AT限定を導入し、若者や女性も挑戦しやすくなることで「運転手確保」を目指しています。
【免許取得方法もご自身にあったものを】
今回の免許取得制度の変更には暫定期間が設けられているので、従来通りのカリキュラムを継続している教習所もあるようです。
MT車を運転するつもりはないが、念のためという方には新制度がおすすめかもしれません。
また、”仕事や趣味でMT車に乗りたい!”という方は、従来の制度でしっかり技術を習得する方が良さそうです。
これからの時期は特に、高校3年生のお子さんをお持ちのご家庭では就職や進学を控え、免許取得をされるタイミングを迎えます。
新旧制度にはそれぞれメリットデメリットがあるようなので、こういった制度変更も踏まえ、ご自分や子どもさんに合ったカリキュラムでの免許取得方法を確認してみるのが良いかもしれませんね。
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