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【資産運用】情報が多すぎて大困惑! ~昨秋の私の葛藤を添えて~ 

今回も霧島市にありますエール保険の本店よりお送りします。

昨年秋に、私が毎日チェックしていた情報があります。
その名は「為替」

お客様へ保険を利用した資産運用のお勧めをする際に、「資産の分散」の重要性を実体験を語れるように、と数年前から【外貨預金】を始めました。

◆◇ 外貨預金と円安報道 ◇◆

今までの私は、外貨預金はすごくハードルが高いものだと感じていました。

しかし、いざやってみると、開始直後の手続き(外貨口座の開設など)を除いては、そこまで難しくありませんでした。
また、金融機関によっては月々の預金額が少額でもスタートできることも知りました。

日本円の積立預金と同じ感覚で続けられるため、手の出しやすい資産の分散方法だと感じました。

「長い目で見て、時々損益を確認すればいいかな。」
そのくらいにゆったり構えていた3年目、突然ニュースで飛び込んできた【円安】の報道。

秋口から徐々に円安が進み、朝晩のニュースで見ない日はないほどでした。
日本中の多くの人が、それぞれの立場から関心を持って見聞きした報道だったのではないでしょうか。

◆◇ 外貨預金 天使と悪魔のささやき ◇◆

この報道を受け、あっ!と思い出したのが外貨預金の損益状況

口座を開設して以降、「気にしすぎるのもよくない」とほったらかしていたため、外貨口座を覗くのも久々のこと。

気にしすぎるのは良くないと言いつつも、正直申し上げてかなり期待をしながら口座を確認しました。
すると、外貨預金の損益は想像よりも少し良い数字(利益)となっていました。

円安の恩恵を実感していると、ふと私の中の悪魔と天使が言い争いを始めました。

「今だよ。売っちゃえ。」
「ダメよ、もっとお金を育てないと!」

このやり取りを繰り返すこと1時間。。。
自分の知識では判断できないことを自覚し、インターネットに頼ることにしました。

◆◇ 頼れるのはインターネット?! ◇◆

「為替 今後の予想」「外貨 売るタイミング」で検索すると、数多くのサイトやコラムがヒットしました。

できる限り有用な情報が欲しい!と、次々と記事を読み進めていきました。

…が、あまりの情報量の多さに、どの情報が正しいのか、何を信じればいいのか分からなくなりました(笑)

◆◇ 為替は生き物 ◇◆

言うまでもなく、為替の変動は誰にも予想できません。
※予想できるという方、ぜひこっそりご連絡ください!

過去40年くらいの為替の変動を見てみましょう。

1980年代前半には1ドル=249.0円。
2011年12年頃には円高が進行し、1ドル=79.8円となりました。
過去40年を見ただけでも大きな開きがあり、この間にも上がったり下がったりを繰り返しています。

コラムやサイトの記事は、過去の為替の変動から分析した「おそらくこうなる」という情報が書かれているものが大多数で、「為替は生き物」という言葉で表現されているのも印象的でした。

◆◇ 外貨預金の結末 ◇◆

秋口に日本銀行が24年3ヶ月ぶりに【ドル売り・円買い】の市場介入をしたものの、円安はそのまま進行し続けたことは記憶に新しいところです。

10月には1ドル=150円を記録。
拝読した記事の中には、「年末には1ドル=160円まで円安が進む」と予想された記事もあったほどです。

当初は、この絶好の機会に一番いいタイミングで売ってしまおう!とも思いました。
しかし、原資金がそこまで多くないこと、また「お客様にお勧めをする身でありながら、自らが投機的なことをするのはどうだろう…」と考え直し、売らずにコツコツ続けることにしました。

◆◇ 情報を見極める力 ◇◆

今回、私が外貨預金をしてみて感じたことは、情報過多である現代において、どの情報が正しくてどの情報が事実と大幅に乖離しているか、を見分ける力が必要だということです。

ただ、これだけ色々な情報があると、迷ってしまいますよね。

保険を取り扱う者として個人的に気になっているのは、「保険は必要ない」「無駄な保険」という記事や動画です。
あなたは読まれたことがありますか?
また、どう思われますか?

私たち「保険人」がお伝えしたいのは、「『無駄な保険にお金を払ってしまった』とお客様が後悔しないよう、きちんとお話をした上で、それぞれのお客様に合ったご提案をさせていただきたい」ということです。

保険代理店には、保険のプロがおります。
保険を販売するにも資格試験に合格しないといけません。
また、販売する保険によっては、定期的に資格を更新することが必要となります。

私たちの持つ知識や情報をお伝えしたうえで、その保険が必要かどうかをお客様ご自身に判断していただきたいのです。

無駄な保険に加入される必要は一切ありません。
気になる点・ご質問がある時は、遠慮なさらずどんどんご質問ください。

これからも、お客様に気軽にご相談いただける存在でいられるよう、精進してまいります。

円安・円高の知識について、過去のコラムでもご紹介しております。
よろしければお役立てください。

・【資産運用】円高・円安ってなに?私たちの生活に与える影響とは
・今更聞けない!?円安と円高の違いについて

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