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睡眠時無呼吸症候群(その2)

今回は、エール保険事務所 霧島本店 よりお届けいたします。

以前(2023年8月1日)に~『睡眠時無呼吸症候群』とは~というコラムを書かせていただきました。
その後実際に、睡眠時無呼吸症候群の治療をしましたので、体験談をお伝えしたいと思います。

 睡眠時無呼吸症候群の診断

そもそも病院を受診するきっかけとなったのは、日中の眠気や、血圧も上がってきているという自覚症状があったことからでした。
呼吸器系の内科を受診し、そこで医師より『睡眠時無呼吸症候群』を指摘されたのです。
その際に、症状によって症状の重さが5段階あるとの説明を受けました。

治療を始める前にまず、”私の症状は何段階なのか?”を特定する必要があります。
病院から簡易検査キットを渡され、自宅にて一晩装着し測定をしました。
その翌日病院へ検査キットを返却し、その2週間後検査結果を聞くために再度病院へ行きました。

結果は、5段階中の3段階でした。
これは重度の症状になるそうです。

睡眠時無呼吸症候群の診断は、平均して1時間で10秒以上呼吸が止まった回数で症状が判定されるのですが、私の場合は予想もしなかった57回でした。
最も長く呼吸が止まっていたのは、なんと60秒間(!)
呼吸が止まっているという自覚がなかっただけに、大きな衝撃を受けました。
夜眠っているつもりでも呼吸が止まっている間は、心臓に大きな負担がかかっていた事になります。
このまま放置すると、血圧の上昇による心筋梗塞やその他の生活習慣病も併発する可能性があるそうです。

 治療法について

治療法は【マウスピースを装着する方法】と【CPAP(シーパップ)療法(経鼻的持続性陽圧呼吸法)】があります。
マウスピースを装着する方法は、下顎を上顎よりも前に出すように固定することで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぎます。

CPAP療法はCPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気を送り込むことで狭くなった気道を広げる方法です。

私はCPAP療法を選択しました。

後日、病院から紹介された専門業者の方が私の勤務先にCPAP装置を持って来られ、説明を受けました。
その日から就寝時にCRAP装置を装着しています。
この装置は気道の塞がり具合によって、送られる空気の量が自動で調整されるため常に一定量が送り込まれるわけではなく、空気量が強くなったり弱くなったりします。
最初は、「CPAP装置を鼻に装着して、果たして眠れるのか…」と不安でしたし、鼻がムズムズしてなかなか寝付けませんでした。

現在、私の感覚としては装着前より睡眠障害は大夫改善され、夜中に目覚めることもトイレに行くこともなくなりました。
しかし、装着しただけで完全に改善したわけではないため、定期的に病院に通いながら治療を続ける予定です。

CPAP装置は気道へ空気を送るだけではなく、毎晩の睡眠データを病院へ送信してくれるので、毎月病院で蓄積されたデータをもとに現状の確認と今後の治療方法の指導を受けます。
そのデータを見てもCPAP装置を装着している時間は、治療前に簡易検査キットで測定した時よりも明らかに無呼吸状態が改善されていました。

私が治療に使用しているCPAP装置は専門業者からのリースになりますので毎月の費用が発生します。
リース料は病院へ診療報酬という形で支払うことになり、毎月の費用としては約5,000円弱です。
私にとって毎日の睡眠障害が改善され、健康に過ごすためには必要な費用だと思っています。

この装置はネット検索をすると販売もされていますが、実際はかなり高額です。
購入した場合、もし装置本体に不具合があれば保証期間も限られていているため更に自己負担が発生します。
CPAP装置に接続するホースやその他付属部品は定期的な洗浄や消毒を行いますが、消耗品なのでいずれ交換が必要です。
私の場合はリース契約なので装置に不具合があれば、消耗品も含めて業者の方へ連絡すれば無償で交換してくれます。

日本国内の睡眠時無呼吸症候群の潜在的患者数は300万人~900万人と言われていますが、多くの人が症状に気づかず、実際に治療している人は約50万人だそうです。
今回の私の事例を参考に、気になった方は一度病院で相談されてみてはいかがでしょうか?

また、医療保険のご相談や見直しなどございましたら、お近くのエール保険事務所各店舗(霧島本店鹿児島支店姶良支店川内支店鹿屋支店)までご連絡くださいませ。

 

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