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保険の基礎知識

【認知症】保険の”請求漏れ”を防ぐ方法 

今回は、エール保険事務所 川内支店よりお届けいたします。

今年度、私は地域の“婦人会長”をしています。
婦人会長の主な仕事内容は、毎月開かれる『いきいきサロン』の運営をお手伝いすることです。
いきいきサロンとは、地域住民が気軽に集まりレクレーションや交流を通じて「仲間づくり」「健康づくり」などの活動を行う場です。
私自身もいきいきサロンに参加するようになり、地域の方のお話を聞く機会が出来ました。

脳トレしていますか?

先月のレクレーションでは、脳のトレーニングとして「まちがい探し」をしました。
参加者の皆さんはまちがいを見つけるスピードが速く、その集中力にとても驚きました!
レクレーションに参加されているみなさんの会話をお聞きすると、
「私は新聞に載っているまちがい探しを毎週やっているの」や
「数独をしている」
「クロスワードで脳を鍛えている」とお話されていました。

皆さんそれぞれ年齢を重ねる中で、体はもちろんですが“脳”も元気に過ごせるよう努力をされている様子でした。

わが国の認知症高齢者の数は、2025年には700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれています。
認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気です。(厚生労働省新オレンジプランより)

もし認知症になり介護が必要になったら、心配事はいろいろとあります。
介護する側・介護される側、両方の対策を考えなくてはいけません。

“現在加入している保険”を親子で共有しておくことも大切かと思います。

「子どもに迷惑をかけないように」とせっかく準備していても、共有できていなければ請求漏れが発生してしまう可能性があります。

生命保険契約照会制度

基本的に、保険請求や契約内容の開示についてはご契約者様のみが可能となっていますが、
加入している保険が全く分からない場合には、生命保険契約照会制度を活用する方法もあります。
この制度は、契約者・被保険者が亡くなられた場合だけでなく、
認知判断能力が低下している場合
災害時に死亡もしくは行方不明になられた場合
などに、生命保険協会に照会をすると、協会へ加入している会社42社に一括して調査依頼を行い、対象者に関する生命保険契約の有無を回答してもらえるという制度です。
生命保険契約照会制度のご案内 一般社団法人生命保険協会より)

また、各保険会社には事前に登録しておくことで“万が一”の時にご契約内容を確認できる制度があります。

例えば、東京海上日動あんしん生命では『ご家族連絡先登録制度』があります。
事前にご家族登録をしておくことで「契約内容の開示」や「手続き書類の送付依頼」などを行うことができる制度です。

『指定代理請求』は、あらかじめ指定した指定代理請求人が、保険金・給付金請求などの手続きが、難しい場合に被保険者に代わって保険金・給付金等の請求手続きができる特約です。

ご加入時の年齢に関係なく、『指定代理請求人の登録制度』『ご家族の登録制度』を共に利用しておくと、万が一の時に安心です。

せっかくご準備されていた生命保険の請求漏れを防ぐためにも、現在ご加入の保険に
『指定代理請求人の登録』『ご家族の登録』
の手続きをしているか、ご確認されてみてはいかがでしょうか。

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