後編:「報連相」と共に活用して欲しい「PREP法(プレップ法)」
社会人の常識とも言われる「報連相」。
先週は、『そもそも、報連相とは何なのか?』についてお届けしました。
皆さま、いかがだったでしょうか。
さて今週は・・・
「報連相」と共にお役立ていただきたいスキルをご紹介したいと思います。
「PREP法(プレップ法)」とは
日常生活を送るうえで、
「だらだらと自分の話ばかりしてしまう・・・」
「何が言いたいかがはっきりとわからない・・・」
こういったことはありませんか。
それを打開するために、是非知っておきたいスキルが「PREP法(プレップ法)」です。
【PREP法(プレップ法)】とは
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(事例、具体例)
P:Point(結論)
このように、”結論から伝える”文章の構成方法の一つです。
ひとつ例を挙げますと、
P(結論):私は、ビールが好きです。
R(理由):のど越しが良く、スッキリした気持ちになるからです。
E(事例):夏の暑い日に飲むキンキンに冷えた物は、何とも形容しがたい愉悦です。
P(結論):なので私はビールが大好きです。
これを無意識に話すとすれば、
R:のど越しが良く、スッキリした気持ちになりますし、
E:夏の暑い日に飲むことは何とも形容しがたい愉悦です。
P:だから私はビールが好きです。
表現としてはどちらも意味は伝わるかと思います。
しかし聞く側にとっては『今から何について話すのか』が明確でないと、『まず何について話しているか??』を把握することが必要になります。
そのため、理由や具体例といった話し手が一番伝えたい部分が伝わらず、期待した結果に結びつかない場合が多いのです。
報連相を行う上では【PREP法】を頭に入れながら、『何について話をしているか』を明確にした上で話をしていくと、より効率的に中身の濃い話ができるかもしれません。
ただPREP法に関しては、以下のように気を付けていただきたい点もあります。
・機械的な問答になりやすく、冷たい印象を与える場合がある
・一定程度、話す内容について双方の理解がないと伝わらない場合がある
報連相はあくまでも、【人と人とのコミュニケーション】の一端でしかありません。
「ただすればいい」というわけではなく【face to face】で思いを伝えることが大切です。
【報連相】と【PREP法】。
どちらであったとしても「話をする双方が共通の認識であること」を事前のコミュニケーションで確認したうえで話を進めていくことがより重要だといえるでしょう。
最後に
今回は保険とは関係のない話とはなりましたが、社会人1年生も社会人10年生も若干のプラス情報になりましたでしょうか。
過去のことを振り返ることはもちろん大事です。
しかし、それよりも未来のことに目を向け前に進んでいくことがより重要ですし、またそれがなかなか難しいものでもあります。
AI活用が騒がれる昨今ではありますが、やはり”主役は我々人間”です。
人との関わりのなかでコミュニケーションはなくてはならないもの。
少しの心がけで、伝わりづらかった言葉も相手に伝わることがあるでしょう。
また、伝えるためにはお互いの認識を共有しておく、という事前準備も怠ってはなりません。
人とのつながりは難解ではあるものの、そこに楽しさが生まれるものではないでしょうか。
弊社は『人と人とのつながりを大切に、一人一人のお客様に寄り添っていくこと』を是としております。
弊社に興味を持たれた方(保険の相談をしてみたい、就職候補先として詳しい話を聞いてみたい、等々)は、是非お気軽にご一報いただけることを心よりお待ちしております。
また、過去のコラムでは【挨拶】についても取り上げております。
『【フレックスタイム制】挨拶は必要?不必要?(地域参画)』
コミュニケーションが円滑なものとなりますよう、お役立てくださると大変嬉しいです。