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【予防医療】で健康寿命を延ばしましょう

こんにちは。
今回のコラムは鹿児島支店からお届けします。

突然ですが、皆さんは健康診断を受けられていますか?
私も先日、毎年受診している協会けんぽの健康診断を受けてきました。

身体に何かしらの不調が出てから病院を受診するのではなく、毎年きちんと健康診断を受診することは、【予防医療】の観点からみてもとても大事なことだそうです。

予防医療

近年「予防医療」と言われる医療が注目されています。
予防医療の目的は、病気の予防だけでなく、既に発症した病気の進行を遅らせる再発や他の病気の併発の防止社会復帰の早期化なども含まれます。

超高齢化社会の日本にとって、病気を予防し、少しでも長く健康に生活できるよう対策することは、とても大事になってきます。

予防医療には、大きく分けて3つの段階があります。

一次予防・・・睡眠や食事、適度な運動など健全な生活習慣を継続する「健康増進」
二次予防・・・既に発症している病気を「早期発見・早期治療」
三次予防・・・「リハビリテーション」「保健指導」

健康診断や個別に病院で受ける検査は、この「二次予防」に当たります。
本人の自覚症状がない早期の段階から病気を見つける必要があるため、二次予防を行ううえでも健康診断や人間ドックは欠かせません。

健康診断

健康診断には基礎項目の他に、頭部MRIや肺がん、乳がんや子宮がんなど希望すればオプションで受けられる検査項目があります。(オプションは有料です。)

乳がんや子宮がん検診は、協会けんぽの一般健診で検査を受けることが出来る場合がありますので、確認をしてみてはいかがでしょうか。

その他には、ピロリ菌の検査があります。
ピロリ菌は胃がんの原因となってしまうことからも、検査を受けることが勧められています。

私も2年ほど前にピロリ菌検査を受け、結果は陰性でした。
これで胃がんになる心配はなくなった(?)のかな…と、ほっとしました。

そしてがんについては、最近は【尿一滴】【血液一滴】でがんに罹患しているかわかる検査があるそうです。

尿検査は“線虫がん検査“と言われています。
がん患者の尿には特有の匂いがあり、嗅覚に優れた線虫(線形動物)を用いて、尿中のがんの匂いからがんリスクを調べる検査です。

血液一滴でわかる検査についてはまだ研究中とのことですが、実現すれば一滴の血液で13種類ものがんを発見できるそうです。

がん治療においては早期発見が非常に重要となります。定期的な検診を検討し、がんの早期発見を心がけていきましょう。

また、最近では虫歯が病気を引き起こす原因とも言われており、虫歯予防についても見直しされているそうです。
そのためか、今回からオプションで歯科検診の案内もありました。

虫歯が病気を引き起こすというよりも、歯周病による歯茎の炎症によって発生した毒性物質が血管を通して全身に回ることで、病気の発生や悪化につながり、その病気が更に歯周病を悪化させるという悪循環を招くことも分かっているそうです。

そういえば、最近では歯周病専門の歯科医も見かけますよね。

今回は受けませんでしたが、歯科検診には歯の治療や歯列矯正だけでなく、歯石除去やホワイトニングもありました。
痛い治療は嫌ですが、歯が綺麗になり、何より病気の予防になるなら次回は受診してみようかな、と考えています。

最後に

病気になった時の備えとして保険加入はもちろん大事です。

いつどうなるかを予測することは不可能ですが、予防は誰にでもできます。
自分にもできる範囲で病気を“予防”し、もしもの時の為には“保険”で備えていきたいと思います。

予防医療については過去のコラムでもご紹介しております。
よろしければ、こちらのコラム「【予防医療】生活習慣を見直すということ」もぜひご覧ください。

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