「あたりまえの生活」を守るために
先日、ボランティア清掃に参加した。
このボランティア清掃は、取引のある建設会社の呼びかけで有志が集い、毎年行われている。
昨年はコロナ禍で開催されなかったため、2年ぶり開催となった。
清掃場所は、市役所へ清掃希望場所の確認をしたうえで決められる。
今年は、姶良市を流れる川の河川敷を約1kmの範囲で草払いすることとなった。
当日は建設機械や草払い機を利用し、2時間の清掃作業を行った。
晴天ではあるがそれほど暑くもなく、作業しやすい天候だった。
作業をする中で感じたこと
約20名が2つのグループに分かれ、上流と下流からそれぞれ作業をしていくこととなった。
私は上流から下流へ作業するグループに加わり、集合場所から約1キロ上流の作業場所まで、5名のメンバーと歩いて向かった。
現場に到着すると、油圧ショベル(ユンボ・バックホウとも呼ばれる)のアタッチメントを刈払い用のアタッチメントに変え、すでに作業をしていた。
油圧ショベルで草刈りをしている光景を初めて目の当たりにし、しばらくその様子を眺めていた。
油圧ショベルは、アームと呼ばれる部分を人の腕のように動かし、自由自在に作業することが可能な建設機械である。
アームの先端にバケットと呼ばれるアタッチメントが装着されており、土砂などをすくって移動させることができる。
このバケットを取り外し、多種多様な用途のアタッチメントに交換することで、農業や林業、畜産業でも
油圧ショベルは活躍している。
油圧ショベルは、人が草払機で作業する何倍もの速さで草木を払っていく。
油圧ショベルが狩りとった草木をまとめるのが、私を含む5名の作業だ。
作業をしているなか、散歩中の夫婦から「ご苦労様!」と声をかけられた。
その時、休日の朝に健康のために行っているランニングの光景が、ふと頭に浮かんだ。
私の定番となっているランニングコースの道路や路側帯は、いつもきれいだ。
私たちと同じように、誰かが清掃しているのだろうか…。
きっと地域の方が清掃されているのだろうな、との思いに至った。
普段見ている「あたりまえの光景」も、私たちが知らないところで誰かが行動することによって保たれている。
今回行った河川敷の清掃も、きっと誰かのためになっているのだろう。
そう考えると作業に取組む姿勢も変わり、あっという間に2時間のボランティア清掃が終わった。
今回ボランティア清掃に参加したことは、仕事に取組む姿勢や日常の行動について、改めて考える良い機会となった。
【あたりまえの生活】をお守りするということ
私たちが取り扱っている保険も、「万が一のことがあった時」に、自分や大切な人たちが今と変わらずあたりまえの生活を送ることができるように備えるものだ。
自然災害や交通事故、病気、けがは、いつ・どこで・誰に起きるか予測が出来ない。
予測していなかったことが起こった時に、ご案内した保険で【保障】をお届けするのが私の仕事だ。
そのためには相手を知り、寄り添いながら本当に必要な保障を一緒に考えることがはじめの一歩となる。
最終的にご加入するかどうかを判断するのはお客様だ。
保険は万が一の時の備えであるため、現状と照らし合わせたときにはイメージしにくいかもしれない。
自分のこととして考えていただけるよう、それぞれのお客様に合わせて準備をしていくことの大事さを再認識した。
何かがあった時にお客様が困らないように、また、自分がご案内しなかったことでお客様の保障が足りず後悔することがないように。
お客様の【あたりまえの生活】をお守りできるように。