運転免許証のはなし~免許証からわかること~
今回は川内支店からお送りさせていただきます。
皆さんは、免許証についてどのくらい知っていますか?
私は、免許を取得してまだ1年も経っていない新米ドライバーです。
免許を取るために自動車学校に通い、様々な試験を受けて最終試験に合格しました。
名前を呼ばれて免許証を受け取った時は、試験に受かった嬉しさはもちろん、「車を運転してどこに行こうかな!」とわくわくしたことを覚えています。
氏名・住所・生年月日といった個人情報が記載されている免許証ですが、改めて免許証をじっくり見てみると、それ以外にもいろいろなことが記載されていることに気づきます。
免許証に記載のある数字について、気になったので調べてみました。
【交付日の横の5桁の数字】
交付日の横にある5桁の数字は、各都道府県の公安委員会が内部検索用として定める照合番号です。
上1・2桁
番号の割り振りは各公安委員会ごとに基準があり、様々な情報が含まれています。
下3桁~
免許センターの番号や交付の区分、その日の都道府県内で交付した免許証の通し番号
になります。
【免許証番号】
免許証番号とは、免許証の番号欄に記載されている12桁の数字です。
12桁の番号には、それぞれ意味があります。
1~2桁目
最初に運転免許交付を受けた都道府県の公安委員会の番号が記載されています。
東京で免許を取得した場合には「30」、大阪は「62」、福岡は「90」です。
私は鹿児島で免許の交付を受けたので「96」と記載してあります。
3~4桁目
この数字で、最初に運転免許の交付を受けた年(西暦)がわかります。
たとえば、1995年に免許を取得した場合は「95」となります。
5~10桁目
この6桁の数字は都道府県公安委員会が独自に決めている管理番号です。
この数字の意味は公表されておらず、何を示しているのか推測することは難しいようです。
11桁目
この1桁は入力ミスを検知するためのチェックディジットと言って、左側10桁をもとに計算式で算出された数字です。
12桁目
この最後の桁は免許証の再発行をした回数です。
紛失・盗難などで免許証を再発行をすると、この番号が増えていきます。
再発行をしたことが無ければ、最後の数字は「0」となります。
【免許証の色】
運転免許証は、有効期限が書いてある帯の色が【グリーン・ブルー・ゴールド】の三種類に区分されています。
グリーン免許 → 新規取得者用免許証
初めて運転免許を取得した人は、グリーンの免許証です。
初回の更新をするまで適用されるグリーン免許は、有効期限3年の一生に一度しか持てない免許証です。
ブルー免許 → その他の運転者用の免許証
ブルーの免許証は、「初回更新者」「一般運転者」「違反運転者」の3種類があります。
初回更新者は有効期限が3年間、一般運転者は年齢により有効期限に違いがあり、70歳未満は5年間、70歳は4年間、70歳を超えると3年間です。違反運転者の有効期限は3年間になります。
ゴールド免許 → 優良ドライバーの証!!!
ゴールド免許を取得するには、5年間の無事故・無違反が条件です。
5年間で1回でも違反をした事があると、ゴールド免許に認定されません。
有効期限は年齢による違いがあり、70歳未満は5年間、70歳は4年間、70歳を超えると3年間になります。
ゴールド免許にはこんなメリットもあるんです!
・更新の時間が短く、講習料金が安い
・任意保険に割引が適用される事がある!
自動車の任意保険の契約や更新の際には、お車を主に運転される方(記名被保険者)が始期日時点で保有する運転免許証を確認し、「ゴールド」と「ゴールド以外(ブルー、グリーン、その他)」に区分します。
ゴールド免許を保有する方は、グリーン免許やブルー免許証を保有する方に比べて事故のリスクが低いことから、自動車の任意保険において割安な保険料が適用されます。
東京海上日動の自動車保険の場合、ゴールド免許による割引率は、最大で15%です。
同じ保険の内容でも免許の色で保険料が変わるのなら、安い方がいいと思いませんか?
安全運転を心がけ、一緒にゴールド免許を目指しましょう!
こんなにも重要な情報がぎっしりと詰まっている免許証ですが、免許の更新時期や保険の更新時に免許証の色を確認するときしか見ることがない…なんて人も多いかと思います。
たまにはじっくり眺めて、自分の免許証について読み解いてみてはいかがでしょうか。