
信号のない交差点での優先関係:自動車事故の責任と安全運転
いよいよ今週末は✨ゴールデンウィーク✨です。
早い企業では、すでにお休みに入っていらっしゃるかもしれませんね。
連休に伴い、県外ナンバーやレンタカーも増えるこの時期。
そこで、今回は自動車事故における責任割合、特に『信号のない交差点』における優先関係について、お届けしたいと思います。
万が一の事故に備え、正しい知識を身につけていただくことはもちろん、安全運転への意識向上にお役立ていただければ幸いです。
◇◆信号のない交差点「左方優先の原則」とは◆◇
皆さんは『左方優先』という言葉を聞かれたことがありますでしょうか?
あまり聞きなれないかもしれませんが、道路交通法では道路における交通の安全と円滑な流れのため、交差点における車両相互の優先順位が定められています。
特に、”信号機がなく、優先道路を示す標識もない、道幅が同じような交差点”においては、『左方優先』という原則が適用されます。
これは、交差点に進入する際、”自分から見て左側から来る車両の通行が優先される”という明確なルールです。
このルールは、自動車だけでなく、自転車にも適用されますので、注意が必要です。
普段あまり意識しないかもしれませんが、安全運転のためには非常に重要な知識となります。
◇◆同じ道幅の交差点で事故が起きた場合の過失割合◆◇
では、万が一この様な交差点で事故を起こしてしまった場合、過失(責任)割合はどのようになるのでしょうか。
もし、この「左方優先」が適用される交差点で自動車事故が発生した場合、保険会社もこのルールに基づいて過失割合を判断します。
一般的に、同様の道幅の交差点での事故というと、【双方が同じ程度の責任を負う50:50】だと思われるかもしれませんね。
しかし、「左方優先」の原則に基づき、左方から進行してくる車両には優先権があるため、基本的な過失割合は【40:60】となることが多いです。
もちろん、実際の事故状況を詳細に確認し、見通しの悪さや一時停止の有無、速度超過など、個別の要因を考慮した上で最終的な過失割合は協議・決定されます。
そのため、事故状況を正確に記録し、保険会社や保険代理店に詳しく伝えていただくことが重要になります。
◇◆安全運転と譲り合いの精神で事故を防ぐ◆◇
今回、交差点における優先関係についてお伝えしましたが、最も重要なのは「安全運転」です。
特に、今回のような道路は、密集した住宅街に多く見られます。
そこには、歩行者や自転車といった交通弱者がいる可能性も十分に考えられます。
道路を利用する全ての人が、”相手の立場に立った「譲り合い」の気持ち”を持ち、安全な速度での走行、一時停止を怠らないなど、安全な運転を心がけることが何よりも大切です。
自動車保険は、万が一の事故の際に皆様の経済的な負担を軽減する重要な備えとなりますが、何よりも事故を起こさないことが重要です。
また、東京海上日動では、毎月『安全運転ニュース』も発行されております。
4月号では、『正しい合図の方法』について紹介されており、「どっちにウインカー出すのが正しいの??」と迷ってしまうようなケースが掲載されております。
📰2025年4月 安全運転ほっとニュース📰
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