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気を付けましょう 夜間の自動車走行

皆さん、こんにちは。
夏も終わり、だんだんと日が短くなってきましたね。

日常的に車を運転していると、突然の飛び出しなど“ヒヤッ”とする場面に遭遇したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

夜間の歩行者

私は30ウン年間免許がなく車を運転したことがなかったため、それまでの生活での移動手段は、もっぱら徒歩か自転車でした。
免許を取得し、車を運転してみて初めて分かったことが、「夜間の歩行者はこんなにも見えづらいのか」ということ。
今までは歩行者目線であったため気付きませんでしたが、歩行者が見ている景色と、車の中から見る景色にこんなにも差があるのだと驚きました。

以前、ゆっくり左折して路地に入ったときのこと。
車がすぐそこまで近づいてから少し先を真っ黒の服を着た男性が歩いていることにようやく気付き、「もしスピードを出していたら…」とゾっとした経験があります。

夜間走行時の危険性

実際、交通事故が起こる件数は昼間の方が多いのですが、死亡事故が関しては夕暮れ時夜間に多発する傾向にあります。
特に10月~12月の17時台~19時台は1年間の中でも死亡事故が最も多いという統計が出ています。

なかでも発生件数が9割を占めているのが、「歩行者が道路を横断しているときに車にはねられ死亡するケース」で、そのうちの8割が横断歩道以外のところを横断中に起きています。

横断場所の内訳では、横断歩道以外での事故発生が約8割で、横断歩道以外の横断における歩行者の約7割に法令違反があるといわれています。

運転する際に十分な注意を払うことはもちろんですが、自分が歩行者側になった時に自分自身の身を守るためにできることは何でしょうか。

夜間走行のポイント

先にも書いたとおり、夕暮れ時や夜間は、視界が悪くなり歩行者が見えづらくなります。
運転手は、

・「前照灯の早め点灯」を行う
・速度を確認する
・ハイビームを活用する

いつもよりも少し気を付けるだけでも、事故発生率が低くなるかもしれません。

一方、歩行者・自転車利用者は、

・反射材の入ったものを身に着ける
・明るい色の服を着用する
・ライトを持って歩く
・横断歩道を渡る
・左側からくる車に特に注意する

自分が車に気を付けるのはもちろん、車の運転手に気付いてもらうための工夫が事故を防ぎます。
そして当たり前のことですが、横断が禁止されている場所は横断しないということを守りましょう。

ご自身の身を守るためには、「車が気付いて止まってくれるだろう」という思い込みはせずに、慎重に辺りを確認することが大事です。
こういったことを心掛けるだけで、遠目からでも運転手・歩行者共に気付きやすくなり、事故を未然に防ぐことに繋がります。

最後に

最近は、夜間にスマートフォンのライトをつけている歩行者も増えてきました。
普段から持ち歩いている物なので、思いがけず帰りが遅くなってしまった時にも懐中電灯の代用になっていいですよね。
車を運転する側も夜間は特に慎重な運転を心掛け、横断する歩行者に注意を払うことがもちろん必要です。

万が一事故を起こしてしまったときは、ご自身がご加入されている自動車保険で対応することになります。
相手に対する賠償責任やご自身のケガの治療費、自動車の修理費用等、ご加入されている保険の補償内容について、今一度ご確認されてはいかがでしょうか。

以前のコラムで、自動車保険について取り上げております。
以下リンクを是非ご覧ください。

自動車保険のハ・ナ・シ ~自賠責保険と任意保険~
【自動車保険】車両保険について考えてみよう

運転者側も歩行者側も、お互いが注意しあってマナーを守っていくことで事故は減らせるのではないでしょうか。
だんだんと涼しくなり、夜の散歩をされる方もいらっしゃると思います。
安全に楽しく過ごせるよう、運転者も歩行者も気を付けましょう!

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