火災保険は火事の時だけ?~様々なリスクに備える~
みなさん、火災保険には加入されていますか?
ご加入の方が多いと思いますが、実は、火災のとき以外にも保険が使えることをご存じでしょうか?
お住まいの火災保険は、建物と家財が補償の対象となるのが一般的です。
補償の内容としては、主に【火災・風災・水災・盗難、水濡れ・破損等】で損害が生じたときに備えるものです。
(ご加入の保険内容によっては補償されないことがありますので、証券等をご確認ください。)
様々な場合に補償されることがわかりましたが、具体的にはどんな場合に保険が使用できるのでしょうか?
我が家で起きたことを例に、一緒に考えてみましょう。
我が家で起きたこと
ある日のことです。
「お母さん…ちょっと…」
仕事から帰ると、中学一年生の息子に部屋に来るように促されました。
この状況に、申し訳なさそうな声のトーン 、“ 何かやらかしたな ” とすぐに分かりました。
「これ…」
部屋に入ると、息子はクローゼットを指さしました。
見てみると、クローゼットの扉の下の表面がめくれ上がっていました。
さらには、レールと扉を繋ぐ部品も外れて、正常に機能しない状態になっていたのです。
当然、疑問が浮かびます。
「えっ?何をしたらこうなった?」
「フィットネスゲームをしていたら、滑って転んで頭をぶつけた。そしたら壊れた。」
息子の答えに、私はクローゼットよりも息子の頭の方が気になりました。
「え、えっ?それよりも頭は?」
「頭はケガしてないから大丈夫。」
どこもケガはないようで、とりあえず安心しました。
…が、問題は壊れてしまったクローゼット。
さて、これをどうしたものか。
どこに修理を頼んだらいいのだろう?
修理費にいくらかかるのだろう?
10年前の建具だけど、そもそも部品はあるのかな?
あー、今年は車が2台とも車検なのに。
あー、オーブンレンジも買い替えたかったなぁ。
そんなとき、ふと思い出しました!
” そうだ!うちの火災保険、破損のときの補償が付いているはず! ”
保険証書を確認してみると、破損のときの補償もしっかり付けていました。
実際に保険会社に問い合わせてみたところ、クローゼットは建物に取り付けられたものであるため【建物の補償】の対象となり、今回の件は【偶然な破損等】に該当するそうです。
とりあえず、保険で対応してもらえることになり、一安心です。
加入中の保険の内容を確認してみましょう
我が家のような「まさか」の事態は、みなさんの生活の中でも十分に起こりうることです。
万が一の時のために、火災保険にご加入されることをおすすめします。
また火災保険だけでなく、地震保険にも加入しておいた方が安心です。
地震保険について、こちらのコラム『【自然災害】東日本大震災の余震から考えること』で取り上げています。
よろしければ是非ご覧ください。
火災保険は(火災保険に限ったことではないかもしれませんが)、『どのようなものが補償の対象になるか』『どのようなときに補償がされるのか』と、少し複雑に感じてしまうかもしれません。
そんな時はぜひ、私たち保険のプロにご相談ください。
補償内容など、丁寧に説明を」いたします。
鹿児島県内5拠点(霧島本店・鹿児島支店・姶良支店・川内支店・鹿屋支店)まで、お気軽にご連絡ください。
今年10月には、火災保険の改定も予定されています。
この機会に、ぜひ見直しをされてはいかがでしょうか。