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保険代理店のコラムに渋沢栄一!?そのわけは?

今年の2月から、NHKの大河ドラマ『青天を衝け』が始まりましたね。
ご覧になっている方はいらっしゃるでしょうか?
NHK公式ホームページより→https://www.nhk.or.jp/seiten/
(ちなみに渋沢栄一を演じるのは、今をときめく吉沢亮さんです!)

このドラマの主人公は1840年に、現在の埼玉県深川市の農家に生まれた【渋沢栄一】です。
渋沢栄一は『日本資本主義の父』と呼ばれています。
国民が平等に豊かになる社会を作るため、日本の発展のために尽力した人物だそうです。
2024年に紙幣が刷新されますが、新しい1万円札の顔!ということで渋沢栄一という人物を知った方もいらっしゃるかもしれませんね。
(それまで渋沢栄一という人物を知らなかった方もいるのではないでしょうか・・・)

保険代理店のコラムに渋沢栄一・・・?
いったい何の関係があるの?と思いませんか?

日本の発展のために生涯で500社以上もの企業の設立や経営に関わった実業家として知られる渋沢ですが・・・
実は、エール保険事務所が取り扱っている東京海上日動火災も、渋沢が設立にかかわった企業の一つなのです。

では、どのような理由で東京海上は設立されたのでしょうか?

東京海上の成り立ち

エール保険で取り扱っている東京海上日動火災保険は、1879年(明治12年)に渋沢栄一の提唱により、東京海上保険会社として設立されました。

日本で最初の保険会社の誕生です。

明治の初期、輸送手段の中心は海上輸送でした。
海上での輸送中に貨物に生じた損害等の危険を担保する制度を策定するために作られたのが、日本初の保険会社である東京海上保険なのです。

時代的には、ちょうど明治維新のころでしょうか。
当時は、鉄道やトラック等による輸送が十分に発達していませんでした。

そんな中、とある実業家が政府に鉄道の敷設を強く訴え、当時右大臣であった岩倉具視のもと鉄道建設プロジェクトが立ち上がりました。
そのプロジェクトの会計担当が渋沢栄一だったそうです。

しかし、その鉄道事業計画が途中で頓挫してしまいました。
幕末にフランスで会社経営を学んだ渋沢が、頓挫した事業計画の資本を元手に、それまで日本になかった保険会社の設立を提案したといいます。

(渋沢は頓挫してしまったプロジェクト以外にも、いくつもの鉄道会社の設立にかかわっていたそうです。)

およそ140年後の現在

鉄道事業にも関係が深い渋沢ですが、時は流れに流れ、昨年2020年のことです。
東京海上日動とJR東日本が新たな保険サービスの開発に向けて業務提携契約を提携しました。

MaaS(Mobility as a Service)という言葉をご存じですか?
MaaSとは、鉄道、飛行機、バス、タクシー等、いろいろな形式の交通移動手段(マイカー以外)を一つのサービス上に統合して、複数のサービスを容易に、最小限の手間で活用できるようにする取り組みです。
総務省のホームページより→https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000045.html

自動車から吐き出される温室効果ガス対策や、高齢で運転できない方の交通手段、また、激しい交通渋滞の解消等・・・
様々な問題を解決する次世代交通システムとして注目を浴びていますが、フィンランドでは、他国に先駆けて2017年から取り入れられています。

今後は日本でもMaaSに対する取り組みが始まり、事業間でのデータの連携や運賃等のキャッシュレス化が進むと思われます。
タクシーの相乗りやカーシェアリングなども日常的なものとなるでしょう。

東京海上とJR東日本の提携により、将来的には保険の上限金額内で代替交通手段を自由に検索・予約・利用できるサービスの構築を目指しているとのことです。

う~ん、なんとなくわかるようなわからないような・・・

鹿児島で導入されるのはまだまだ先かもしれません。
実現されれば、移動手段がないために外出の難しい高齢者の交通手段として、とても良いのではないかと感じました。
環境にも人にも優しいサービスとして、誰もが使いやすいものになればいいですね。

エール保険事務所のこれまで、そしてこれから

私たちエール保険事務所は、明治維新の頃から・・・とはいきませんが、地域の皆様に安心と安全をお届けするため、40年間励んでまいりました。

また、デジタル化が進み、時代に合わせたライフスタイル等に変化していく中、それぞれのお客様のニーズに合わせた案内や対応ができるよう心がけております。

今後もお客様へより良い価値の提供を目指し、エール保険スタッフ一同、精進してまいります。

霧島市隼人町にある本店をはじめ、姶良支店、川内支店、鹿屋支店をどうぞよろしくお願いいたします。

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