前編:社会人の常識?!「報連相」とは
皆様こんにちは。
先日、「東京海上日動火災保険株式会社」の新入社員が【研修】のため弊社を訪れました。
様々な夢や希望を持ち、今後も幾多の壁にぶつかりながらも成長していくであろう彼らのまなざしは、とても輝かしいものでした。
今回はそんな「【新しく社会人】になった方々や、【マネージャー】として活躍される方にお役立て頂けるかも?!」というお話をさせていただきたいと思います。
社会人の常識「報連相」
社会人の常識といわれる「報連相(ほうれんそう)」とは、「報告」「連絡」「相談」の頭文字を取り、野菜のほうれん草と掛けて作られた略語です。
社会人になれば、ほぼ100%に近い確率で聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
しかしながらここで疑問に思うのです。
『結局、どれが一番大事なの?』と。
そこで、改めて意味を調べてみました。
・「報告」・・・任務・調査などを行った状況や結果について述べること
・「連絡」・・・関係があることや情報などを知らせること
・「相談」・・・どうすれば良いかなどについて意見を述べたり、述べてもらったりして考えること
多種多様な人材がいる企業において、多くの情報を【効率的】に集約し、【最大限】のパフォーマンスを発揮することこそが、人材不足に悩まされる日本企業においてはマストであり必須要件となります。
そして、その要件を満たすためには「常識」を社員の共通認識として取り組むことが必要です。
しかしながら実際には、単に「報連相」というばかりで、細かな違いや優先度は教えられることなく、「常識」のみが強要されます。
最近の【Z世代】と呼ばれる世代においては、強要ではなく【共有】が重要です。
とりあえずの報連相ではなく、
「このような理由で必要なんだよ。
だから、この部分に重きを置きながら業務を進めていきましょう!」
という語り掛けがマネージャー職には必要とされます。
そしてそれは、新社会人の方も意識しておかなければならない部分なのではないでしょうか。
時間軸で考える「報連相」
ここまで、「報連相とは?」というところを簡単にみていきましたが、ここからは報連相という「行動」ではなく、報連相そのものを「時間軸」で見ていきましょう。
【報連相】を時間軸でとらえた場合、
「報告」は、あったことを伝えることから「過去」
「連絡」は、今このようにしているということを伝えることから「現在」
「相談」は、将来このようなことをしていきたい、このようになるためにといった「未来」
では、企業における報連相を時間軸で考えた場合、
「どの部分により多くの時間をかけるべきなのか??」
というのは一目瞭然です。
「過去」のことにいくら時間をかけても、過去を変えることはできません。
また、「現在」のことを伝えることに時間をかけるより、一人でも多くのお客様にお会いすることに時間を使う方が有益です。
必要なのは、
『今「未来」にどれぐらいの時間を割けるのか?』
ということになります。
マネージャーの方々においては、部下の過去の実績がどうだった?ということを問い詰める時間より、
『今後どのような方針・方策で、どのような行動をしていくことで報告をより良いものにしていくことができるのか。』
そこに重きを置くべきではないでしょうか。
また、新社会人においては、報告を疎かにしてよいということではありません。
・しっかりと分析された過去の報告を行い、
・その分析を含めた現在の行動を連絡し、
・今後の行動を含めた上での目標設定をしたなかで、未来に向けた行動を相談
をしていくことが大事なのです。
よく新社会人の方々で、業績が挙げられないことに苦悶する方もいるようです。
また、それを問い詰めるマネージャーの方が世間には多くいるようです。
しかし、新社会人の方々においては「過去のことは変えられないのだから」と割り切る考え方も時には必要ではないでしょうか。
そして、マネージャーにとっては、どのような報告であったとしてもしっかりと受け止めたうえで、
『今後より良い相談を受けるために、自分はどのような行動が必要なのか』を考える方が有益だと思うのです。
さて今回は「【報連相】とは何なのか」について一緒に考えてみましたがいかがだったでしょうか。
皆さん、様々な立場から色んな考え方・意見がおありかもしれませんね。
また、過去のコラム『コミュニケーションの重要性』では、是非ご参考にしていただきたい人間関係の改善方法も紹介いたしております。
よろしかったらこちらもご一読ください。
エール保険事務所では、本年度皆様と同じように新入社員を迎え、県内5拠点(霧島本店・鹿児島支店・姶良支店・川内支店・鹿屋支店)で元気に営業しております。
営業時間:平日8:30~17:30 (土・日・祝休み)
是非ともお気軽にお立ち寄りください。
次回:後編では、
【「報連相」に取り組むために、実際にお役立ていただきたい情報】をご紹介していきたいと思います。
お楽しみに!!