1. HOME
  2. コラム
  3. 日常コラム
  4. 【ポリフェノール】は予防医療に効果がある?

コラム

COLUMN

日常コラム

【ポリフェノール】は予防医療に効果がある?

私は2022年12月に大腸ポリープを摘出しました。
今回はその経験をお話ししたいと思います。

【健康診断で指摘される】

私は毎年会社で従業員向けに行われる【健康診断】を受診しています。
実はその健康診断で2年連続便血が見つかっており、『再検査が必要』との結果が出ていました。

そのため、会社の担当産業医からは、
「早急に精密検査をするように」と指示されました。
しかし、私的には
「仕事が忙しいし…。そんなに大した事はないんじゃないか?」
と、たかをくくっておりました。

そのまま約半年ほどが経過し、
「そろそろ検査をしないといけないな…」
と思い始め、ようやく重い腰を上げ検査を受けることにしました。

そして検査の結果は、なんと・・・
大腸内に大きなポリープが5つ!!
しかも、至急摘出手術をしなければならない状況だと医師から告げられたのです。

しかし、季節は師走。
年末で仕事も多忙な中です。

仕事を優先するか…

それとも、
自分しか助ける事の出来ない、自分自身の身体を大切にすべきか…

悩んだ結果、後者を選択することにしたのです。

手術の結果は・・・

その後ポリープを摘出する手術を受け、手術は無事に終わりました。
それから2週間後、摘出したポリープが陽性か陰性か・大腸がんになっていないかの結果を聞くために、再度医師のもとを訪れました。

結果は陰性。
ほっと胸をなでおろしたのも束の間、
『ポリープを切除せずにあと5年位放置していたら、陽性になっていた可能性もありますよ。』
との医師の一言に、

「自分は保険人であり、がん保険にも複数加入してはいる。
しかし、もし今回の結果が陽性でがんになってしまっていたら。
今後の生活はどうなっていたんだろう・・・」

と、頭の中は不安でいっぱいになりました。

私にとって今回の出来事は、自分自身の体調と向き合う良いきっかけとなりました。
そして大腸の様々な症状は、人間にとって健康のバロメーターであることも改めて認識することができました。

【腸の健康を助けてくれるポリフェノール】

そこで、
『日頃から大腸を健康に保つ為に、何がいいのだろうか?』
と私なりに調べてみました。

腸の健康を助けるものの一つとして、【ポリフェノール】が良いとの情報がありました。
ポリフェノールとは、ほぼすべての植物が持つ苦味や渋味、色素の成分のようです。

また、腸内細菌(マイクロバイオーム、腸内フローラ)も私たちの【健康】【美容】【メンタル】そして【老化】に大きく関係しているということは、テレビや雑誌等でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

様々な病気や心身の健康状態と腸内細菌を関連付ける新しい研究は、毎週のように発表されています。

健康な腸を保つ為には、多様な種の細菌が適切なバランスを保ちながら腸内に住んでいることがとても重要です。
そのためには、【発酵食品】【高繊維食品】を摂ると良いことがよく知られています。
そして、それに加えて【ポリフェノール】が多く含まれている食品を積極的に摂ることが良いそうです。

あくまでも一例ではありますが、私が調べた食品をご紹介いたします。

▼ポリフェノールを多く含む食品・飲料▼
◎野菜・フルーツ類
ブルーベリー、プラム、いちご、ラズベリー、プルーン、りんご、ぶどう、しょうが、赤玉たまねぎ、アスパラガス、ブロッコリー
◎飲料類
赤ワイン、紅茶、緑茶、コーヒー
◎ナッツ・豆腐類
アーモンド、くるみ、豆腐、大豆食品、黒豆
◎その他 
香辛料等、ココアパウダー、ダークチョコレート、エクストラバージンオリーブオイル、オリーブクローブ、クミン、シナモン、オレガノ、ペパーミント、ローズマリー、セージ、タイムバジル、ケッパー

など。 

どうでしょう。
この中に、皆さんが積極的に生活で摂取できそうな食品がおありでしょうか。

ポリフェノールは、腸内の悪玉菌や病原菌に対する抗菌効果があり、
かつ、善玉菌を増やしながら悪玉菌や病原菌を抑制するという、
まさに【一石二鳥の効果】を持っているようです。

ポリフェノールを日常的に摂取しながら腸活にとり組み、皆様に安心安全をお届けできるよう、
まずは私自身が体調を整えて、今後も頑張りたい(務めに励みたい)と思います。

また、過去にも『【予防医療】で健康寿命を延ばしましょう』という記事を載せています。
よろしければ是非そちらもご覧ください。

梅雨明けまでにはもうしばらくかかりそうですが、どうぞ皆さまお体に気をつけてお過ごしくださいね!

コラム