キャッシュレス決済 あなたは使っていますか?
キャッシュレス。。。。
ここ数年、よく話題にあがりますね。
最近では、現金受付不可!というお店も増えてきているそうです。
2020年4月にオープンした商業施設『よかど鹿児島』は、完全キャッシュレスです。
すなわち、現金での買い物はできないようになっています。
このように、国はどんどんキャッシュレス化を推進しているところです。
今回は、キャッシュレス化でどんなメリットがあるのか?キャッシュレスにはどのような決済方法があるのか?ということをお話したいと思います。
キャッシュレスでの支払方法としては、主に以下のようなものが挙げられます。
①クレジットカード
②PAYPAYや楽天PAYなどのモバイル決済
③Suica、PASMOなどの電車・バスの乗車時に使うICカード(電子マネー)
④図書券や図書カード、商品券やQUOカード(少し古いですが…)
では、なぜ国はここまでキャッシュレス決済を推し進めているのでしょうか?
キャッシュレス決済のメリット
まず、キャッシュレス化を進めるメリットはたくさんあります。
・レジでお金のやりとりをしない分、お店側が時間を有効に使えます。
お店で現金を扱うと、閉店後の作業や、定期的にお金を回収したり、おつりを揃えたりと。。。
銀行への入金もしないといけません。
キャッシュレスになれば、それらの作業がなくなります。
現金の受け渡し時にコロナのようなウィルスに感染するというリスクも軽減されます。
・造幣やお金の流通にかかるコストを減らすことはできます。
硬貨も紙幣も作るのにお金がかかります。
流通させるためには輸送費やATMの維持費などもかかります。
現金の輸送に関わるコストは思っている以上にあるのです。
・お金の流れを透明化することができます。
現金で支払った場合、レシートをなくしてしまったら、いつどこで何に使ったのか?ということが不透明になります。
口座引落やクレジットカード、〇〇ペイなどで支払えばすべての記録が残ります。
記録が残るということは、不正が起こりにくくなり、脱税なども防止できます。
以上のように、キャッシュレス化を進めると、管理する国やお店側にメリットがあります。
もちろん消費者側の私たちにもメリットがあります。
・現金を無くす心配がなくなります。
携帯を無くしてしまったとしても、ロックがかかっていれば勝手に金銭を引き出すようなことはできません。
〇〇ペイなどを利用すれば、飲み会や買い出しなどの割り勘のお金も一円単位で、相手に支払うことができます。
私もよく使っていますが、今までは細かいのがない!などといって、もらうのを忘れたり、払うのを忘れたり。。。。。
それが原因でトラブルになるような煩わしさもなくなります。
しかし、メリットがあればデメリットもあります。
キャッシュレス決済のデメリット
では、デメリットを考えてみましょう。
・個人情報の提供です。
クレジットカードや〇〇ペイを使用した記録は全て企業に送られます。
何歳の男性が、いつ、どこで、どんな買い物をしたのか?が全て記録されています。
それらを元に企業はまた新商品の開発に取り組んだりするのですが、それをイヤに感じる人もいるでしょう。
企業側が個人情報を流出してしまった。。。そんなリスクもあります。
そんなときのために、サイバーリスク保険があります。
・高齢者のデジタル格差問題も出てきます。
若者だと、簡単に扱えるスマホですが、お年寄りはスマホを使ってない場合もあります。
スマホで何でもできる世の中になりましたが、逆にスマホを使えない高齢者には、暮らしづらい世の中になったのかもしれません。
・QRコードを使った詐欺
中国で一時期、レンタルバイクに貼ってある支払いのためのQRコードの上にまったく別のQRコードを貼って、不正に送金させるという事案がありました。
QRコードだけで簡単に支払えるということは、ある意味、危険でもあります。
・アカウントの乗っ取り
知らずにアカウントを乗っ取られて、他人に送金されているというケースもあるようです。
なぜ日本ではキャッシュレス化が進まないでしょうか?
そしてなぜ、海外ではキャッシュレス化が進んでいるのでしょうか?
中国・韓国と日本のキャッシュレス化の取り組みの違い
日本ではまだ20%程度のキャッシュレス化ですが、お隣の韓国ではなんと96%を超えているそうです。
韓国と同等とまではいきませんが、中国でもかなりのキャッシュレス化が進んでいるようです。
中国では偽札が流行したり、公共料金を支払うために銀行に行ったら1時間待ちが当たり前。。。
そのようなお国事情があったために、必然的にキャッシュレス化が進んでいったそうです。
しかし、韓国は必然的にキャッシュレス化が進んだのとは少し違います。
国の方針で、ここまでキャッシュレス化が進んだのです。
・年商240万以上の店舗にはクレジットカード決済対応を義務化した
・所得控除をつけた
・クレカ払いに宝くじを付けた
このように、具体的な施策もあるようです。
日本では、クレジットカードが使えない店もたくさんあります。
が、韓国では、ほぼ全てのお店でクレジットカードが使えます。
さらに韓国では、クレジットカードの決済額が年収の4分の1を超えた分に対して、その20%を約30万円を上限に所得から控除し、年末の源泉徴収時に還付する制度をスタートしました。(現在は15%になったそうです。)
つまり現金で払った方が税金が高くなってしまう、ということです。。。。
さらに、クレジットカードで1000円以上買い物をするとレシートに宝くじの抽選番号が付与されるとのこと!
抽選は毎月行われ、当選金は億を超えるそうです。
これだけ国がしっかりと政策をしてくれると、キャッシュレス化が進んで当たり前ですよね。
日本では、まだまだ現金神話があります。
偽造防止の技術も最高なので偽札の心配もありません。
クレジットカードを使いすぎて自己破産!などというドラマの悪影響もあるようです。
韓国くらいの施策をしないと、日本ではキャッシュレス化はすすまないでしょうね。
始めてみよう!キャッシュレス決済
キャッシュレス使えば、いろいろと便利です。
保険を取り扱っている中で感じることですが、最近では、若い人を中心に生命保険や自動車保険で【クレジットカード払い】を選択する人が増えてきました。
同じ1万円を払うなら、ポイントが付く方がお得!と考えるのでしょう。
残高不足による保険の失効なども防げるということで、保険会社も推進しております。
もちろん、これもキャッシュレスです。
保険料の引き落としや公共料金の支払いなど、固定費の支払いなどからでも、ぜひ始めてみましょう。
キャッシュレス化のデメリットのところで少し触れましたサイバー保険について、過去のコラムでも取り上げております。
よろしければ知らないうちに情報が漏洩する可能性があるってほんと?をご覧ください。