ニューノーマルな働き方 ワーケーションとは?
県外に住む娘といつものように連絡を取りあっている中、何気なく話題に上がったことがある。
それは、コロナ時代における新しい働き方についてだった。
娘の友人が「石垣島で10日間のワーケーション中」とのこと。
それを聞き、なんぞや?!と思い、早速調べてみた。
ワーケーションってなんだろう?
ワーケーションとは、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を同時に境目なく成立させることらしい。
最近やっと、「テレワーク」という単語になんとな~く慣れてきたところに、また新たな単語が出てきた。
「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を同時に成立させる・・・?
そんな仕事のやり方があるとは・・・。
自然豊かな山奥でも、海のきれいなリゾート地でも、あえて都会の高級ホテルでも。
インターネット環境さえあれば、各々が好きな場所で仕事が出来る。
便利な時代になったものだなぁ。
ワーケーションをする立場になって考えてみよう
ワーケションをする立場になって考えてみた。
自分の好きな場所で仕事をする、それだけでストレスが解消される気がする。
もちろん仕事と遊びのメリハリは必要だ。
仕事と遊びのバランスが取れて、オン・オフの切り替えが上手く出来れば、【生産性】も【創造性】も高まるのではないだろうか。
ワーケーションを受け入れる側としての立場で考えてみよう
次に、ワーケーションを受け入れる立場になって考えてみた。
昔はにぎわっていたのに、現在は客足が遠のいてしまっている地方の観光地は少なくない。
そんな中、長期滞在が予想されるワーケーションは明るい希望になるかもしれない。
滞在客が増えれば、地域経済が活性化する。
ワーケーションで滞在した人が発信した情報が、また新たにワーケーションでの滞在者を生むかもしれない。
政府が掲げる【地方創生】にも一役買うのでは?
ふと思ったのだが・・・
昔の文豪たちが、温泉地にこもって執筆活動をしていたのって、今で言うところのワーケーション!?
ワーケーションのリスクは?
ただ保険を扱う身としては、ワーケーションをする上でのリスクをどうしても考えてしまう。
例えば・・
「情報漏えい」 サイバー攻撃やウイルス感染、画面の盗み見等のリスク
「財物損害」 社外に持ち出した業務用のパソコン・タブレットの偶然な破損や盗難のリスク
「不慮の事故」 滞在先でのケガ
「賠償損害」 滞在先で他人にケガを負わせてしまう他人の財物を壊してしまうリスク
ワークとバケーションが同時に成立しているので、仕事中の事故なのか休暇中の事故なのか、その判断が難しい。
仕事中か休暇中かの判断が難しいということは、企業側の責任なのか個人の責任なのかについての判断も難しい、というわけだ。
インターネットで調べると、最近ではテレワークやワーケーション用の保険商品も発売しているようだ。
東京海上日動では、2018年にマイクロソフト社との共同開発で、テレワーク中の各種リスクをカバーする「テレワーク保険」を発売している。
参照(https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/180122_01.pdf)
毎日勤務先まで通勤し、職場の上司や同僚と当たり前のように顔を合わせて仕事をしている自分には、テレワークやワーケーションはまだまだ馴染みがないものだ。
コロナウィルスのワクチン接種が始まってはいるものの、コロナの感染が拡大する可能性がないとは言い切れない。
また、今後大きな災害に見舞われて、通勤ができない状況になるかもしれない。
そうなれば、在宅での勤務をすることになるだろうなぁ・・・
そういう可能性があることも想定して、少しだけ心の準備をしておこうと思う。