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【火災保険】実家が空き家になったら??

ある朝、いつも通り出勤するために自宅を出ようとすると。。。
我が家の道路お向かいの家に、不動産屋さんの大きな旗が立っていました。

お向かいさんはご主人を亡くされてから、ずっとお一人でお住まいでした。
綺麗に手入れされた広い庭では、花や野菜を育てておられ、子供たちが幼かった頃には散歩に行くと、よくお菓子やらお野菜やらをくださったものです。
しかし、ご高齢になられたこともあり『娘のところで暮らすことになった』とご挨拶に来られたのは数日前。

そうかぁ、売りに出されたのね…

私が住む集落では高齢化が進み、お隣も、お向かいも、そのお隣も、その先も。
ここ数年で『空き家』となってしまいました。

◇◆増え続ける空き家◆◇

総務省発表の令和5年度住宅・土地統計調査によりますと、空き家数はとうとう900万2000戸を超え過去最多を更新。私たちの住む鹿児島県においても、空き家率は全国平均を上回っていると聞きます。

空き家が増える背景には、いくつかの要因が考えられます。

1. 社会的な要因: 核家族化が進み、それぞれの家族が独立して住むことが一般的になりました。結果として、世帯数よりも住宅の供給が多くなっている現状があります。
2. 制度的な要因: 住宅用地の固定資産税には軽減措置があります。「税金が上がるなら」と解体せずに放置してしまうケースがあるようです。
3. 経済的な要因: 空き家にある家財の処分費用や、建物の解体費用などの経済的な負担です。

その他にも、『帰省した時のために実家を残しておきたい』『売却や解体の手続きが面倒』などもあるようです。

◇◆実家も他人事ではない?火災保険の見直しを◆◇

私の家も、姉妹の家も、主人の実家も、私の住む地域では当たり前にそれぞれ一戸建てで暮らしています。
しかし、いつかは誰も住まなくなる日が来るかもしれません。
と、いうことは。。。
その時は、大切な家を”家族の誰かが管理していく”必要があるでしょう。

最近は『空き家バンク』というサービスもあります。
空き家バンクとは、地方自治体が主体となって運営している、空き家のマッチングシステムのことです。
増え続ける空き家の有効活用を目的とし、空き家を「売りたい・貸したい」人と、「買いたい・借りたい」希望者をつないでくれるサービスです。
ほとんどの自治体がウェブサイトなどで空き家情報を公開しており、誰でも閲覧できるのが一般的です。
実際に私の住む集落でも、それを利用して移住してこられた方もいらっしゃいます。
自治体によっては、空き家の改修費用への補助金や助成金の支援制度もあるようです。

また国土交通省でも増え続ける空き家問題に対応するため、空き家の有効活用、適切な管理、そして発生抑制を目的として様々な支援策を行ってくれているようです。
例えば、空き家をNPO法人や企業に利用してもらう活動や、空き家の将来について家族で話し合うきっかけとなる冊子『住まいのエンディングノート』も提供されています。こちらは所有している建物や土地、家系図、将来の希望などをこのノートに書き出すことで、事前に家族で対策を考えておく良いきっかけになるかもしれませんね。無料でインターネットからもダウンロードできますので、一度目を通してみるのもお勧めです。
住宅:住まいのエンディングノートについて-国土交通省-

そして、空き家となった住宅で忘れてはならないのが【火災保険】です。

人が住まなくなった場合や、相続によって所有者が変わった場合など、火災保険は名義変更契約内容の見直しが必要になります。住まなくなった家も、適切な管理はもちろんのこと、万が一の事態に備えて保険もきちんと見直すことが大切です。

今回は『空き家問題』についてお話ししましたが、エール保険事務所では火災保険だけでなく、自動車保険や生命保険など多数取扱いしております。
ご不明な点や気になることがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
お客様一人ひとり、ご家族様の状況に合わせて丁寧にご説明させていただきます。
皆様の問題解決へのお手伝いができますと幸いです。

**お問い合わせは下記👇エール保険事務所 本店・各支店まで**
霧島本店鹿児島支店姶良支店川内支店鹿屋支店

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