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エール保険事務所 | 鹿児島県にある総合保険代理店
保険の選び方

入院の保険に入っていれば安心!?本当に必要な収入保障保険の話

いきなりですが、働けなくなるってどういうことだと思いますか?

一緒に考えてみましょう!

保険加入を考えるタイミングとは?

皆さんは、どのようなときに「保険に入らなきゃ」と思いますか?

自動車保険であれば、お車を購入されたとき。
火災保険であれば、新しくお家を建てられたとき。
学資保険であれば、子供が生まれたとき。
医療保険であれば、周りの方がご病気をされたとき。

一例ではありますが、このようなときに保険加入を考えられるのではないでしょうか。

では自分が、もしくは大切な人が働けなくなってしまったら・・・という点から保険加入を考えたことはありますか?

今回は働けなくなるってどういうこと?というテーマで、私の実体験を交えてお話ししたいと思います。

実体験を踏まえて・・・

何年か前のことになりますが、私の父が脳梗塞で入院をしました。

電話中に急に呂律が回らなくなったことから、「これは…!」と思い、自分で運転をして病院に行ったとのことでした。

その日のうちに入院することが決まり、私の携帯へ病院から電話がかかってきました。

とても不安に思ったのを今でも覚えています。

対応が早かったため、幸いにも体の麻痺や言語障害等の後遺症は出ませんでした。

とはいえ、最低でも2週間の入院が決定していました。

私の父は自営業を営んでおります。

とても規模の小さい会社であるため、実務から経理まで何もかもを自分で管理しています。

入院している間、会社はどうするのか、という問題が出てきました。

「2週間くらいならどうにかなるだろう!」と父は言いました。

結局は2週間で退院できなかったのですが・・・

 

私の家は4人家族です。

当時、母は片道2時間弱をかけて遠距離通勤をしていました。

責任のあるポジションを任され、様々な業務に追われて繁忙だったということもあり、短期間であれ父の仕事を引き継ぐことは現実的ではありませんでした。

弟はまだ学生で、そのうえ県外にいたため、戦力外です。

そうなると、一番融通が利くのは私でした。

しかし、父の仕事について専門的に知っているわけでもない、まるっきり初心者の私が出来ることなんて、たかが知れています。

病院に通い、父に教えてもらいながら、業者への支払や給与計算等の入出金の管理、従業員への業務連絡、各方面への書類提出などをするのがやっとでした。

父は1か月程度で退院しましたが、その何か月か後に今度は脳出血で入院することとなります。

2度も脳疾患で入院したにもかかわらず後遺症が出なかったことは、とてもありがたいことでした。

一般的な医療保険には加入をしていたため、入院費等の医療費は保険の給付金で賄うことができました。

問題発生!

しかし、問題が発生します。

入院前と「全く同じように働く」ということが難しかったのです。

退院後すぐは、運転をすることがとても負担になりました。

特に夜に運転をすると、車のライトで気分が悪くなるほどでした。

そのため、しばらくは父に代わって私が運転をすることになりました。

自分で運転をして仕事に行くようになってからも、体が疲れやすい、頭がうまく働かないという状態です。

数年経過した今では、病気をする前と比べてもほとんど遜色なく仕事をできるまでに復帰したものの、体への負担感や疲労感は「病気をする前よりも大きい」といいます。

前述したとおり、小さな会社であるため、仕事の段取りから実務・経理まで、ほとんどすべてを父が管理しています。

自営業ということもあり、休職期間を有給休暇の使用で対処したり、傷病手当金を受給したりすることはできません。

入院をしていた実際の休職期間が3か月程度、それに加え、病気をする前のように働くことができない期間…

そうなると、どうしても収入減は避けられませんでした。

また、父の入院中は私自身の収入も減りました。

病院に行ったり父の用事を済ませたりと、今までと時間の使い方が変わり、自分の仕事をする時間が減ってしまったためです。

本当に入院の保険だけで大丈夫なのか?

当時の私は、保険については全くの門外漢でした。

入院や手術があった時に給付金が出る医療保険があるので、とりあえずは「大丈夫!どうにかなるだろう!」というくらいに思っていました。

しかしふたを開けてみると、医療費以外の部分での思わぬ出費や減収が大きかったのです。

今後備えておかなければならないこと

最近は働けなくなった時の保障について、テレビのコマーシャルでもよく見るようになりました。

働けなくなった時の生活に対する不安が、世間的にも高まってきているということなのでしょう。

病気やケガで死亡するリスクよりも、働けなくなるリスクの方が圧倒的に高いということが、データでも証明されています。

それだけ医療技術が日進月歩、日々進化しているということなのでしょうが、働けなくなってしまうと治療費が掛かってくることは勿論のこと、収入等の入ってくるお金が減ってしまうのです。

出ていくお金は増え、入ってくるお金は減る。

経済面だけで言えば、ダブルで家計を圧迫するため、寝たきりの状態になってしまうなど、場合によっては亡くなってしまったときよりも大変なことがあるかもしれません。

とても私的な話になってしまいましたが、「もしも自分や大事な人が【働けなくなったとき】どうなるのだろう?」ということについて、考えるきっかけにしていただければ幸いです。

わからないことやご心配事がございましたら、いつでもご相談ください。

霧島市の本店をはじめ、姶良支店・川内支店・鹿屋支店にて、スタッフ一同お待ちしております。

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