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【資産運用】円高・円安ってなに?私たちの生活に与える影響とは

今回のコラムは鹿児島支店からお送りします。

ロシアとウクライナの戦争が始まってから、はや数か月が過ぎました。
遠い異国の地での戦争….
我々には関係ないことだと思いがちですが、大いに関係があるんです。

最近は、毎日のようにニュースで“円安円安!”と聞きますよね。
円が安いの?円が高いの?と混乱する方もいるのではないでしょうか。
実は、この【円高・円安】の動きは世界の動向に大きく影響を受けます。

今回は、【円高・円安】についての説明と、これが我々の生活にどういう影響を及ぼすのか?ということについてお話したいと思います。

円高・円安について

ある国の通貨を他の国の通貨に交換するときの取引価格(交換比率)のことを【為替レート】といいます。
この為替レートは、世界情勢などの様々な要因で日々変動しています。

現在の為替レートは、1ドル136円です。
1年前の2021年6月末の為替レートは、1ドル約110円でした。
このことから、1年前と比べて円安が進んでいるということがわかります。

1ドル110円が136円になったのだから円が高くなったのでは?と思う人がいるかもしれません。
一見すると26円高くなっているように思えるのに“安”という漢字が使われるため、高くなったのに円安???と意味が分からなくなるのです。

もう少し分かりやすく、シンプルに考えてみましょう。

1ドルが100円だとします。
海外旅行をした際に、商品Aを100ドルで購入したとしましょう。
1ドル100円だとすると、100ドルで購入した商品Aは、日本円にすると1万円で買ったということになります。

今回はこれを基準として考えます。

1ドルが100円から150円になりました。
商品Aは、今まで通り100ドルで売られています。
1ドルが150円になったため、商品Aは日本円に換算すると1万5000円です。
ということは、今まで1万円で買えた商品Aが1万5000円払わないと買えなくなります。

今まで1万円で買えていた商品Aを、1万5000円払わないと買えなくなったということは、円が安くなってしまったということです。
このように、ドルに比べて円の価値が下がってしまうことを【円安】というのです。

逆に、1ドル100円から50円になったとしましょう。
1ドル100円の時は、日本円にすると1万円で商品Aを購入することになります。
1ドルが50円になったら、1万円で購入していた商品Aが5000円で購入できます。
今まで1万円払わないと購入できなかった商品Aを5000円で購入できるようになったということは、円が高くなったということです。
このように、ドルに比べて円の価値が上がることを【円高】というのです。

円高と円安の仕組みをご理解いただけたでしょうか?

我々の生活に及ぼす影響は?

では、円安は悪いことなのか?ということを考えてみましょう。
先に結論から申し上げますと、【悪いことが多くなるけれども、良いこともある】ということになります。

日本は輸入大国です。

石油や天然ガス、小麦に牛肉…
エネルギーから食品まで様々なものを輸入に頼っています。
1ドル100円から1ドル150円になると、今まで100円で買えていたものが150円出さないと買えなくなるので、輸入業者からするとかなりの痛手になりますよね。
モノも質も【同じ】商品を買うのに、です。
輸出業者からすると、今まで100円で売っていた1ドルの商品が150円で売れることになります。

片方から見るとデメリットですが、もう片方から見るとメリットがあるんです。

「輸出業者にはメリットがあるけど、普通の人には関係ないじゃん!」と思う人もいるかもしれません。
確かに、輸出業者に比べれば恩恵は少ないかもしれません。
…が、全く恩恵がない訳ではありませんよ。

例えば、満期時や死亡時に1万ドルが支払われる保険に加入していたとしたら…?
1ドル100円だと100万円しか受け取れませんが、円安が進んで1ドルが150円になると150万円が受け取れることになります。

最近では、国が推奨している「NISA」「iDeCo」などの投資信託をされている人も少なくありませんよね。

1万ドルの資産を運用していた人は、1ドル100円のときに100万円の資産価値だったものが、1ドルが150円になれば150万円の価値となります。

以前のコラムで「iDeCo」についても取り上げています。
よろしければ【コチラ】もご覧ください。

最後に

リスク分散という言葉を知っていますか?
リスク分散とは、資産運用の基本の一つで、「資金を様々な金融商品に分けて投資すること」を指します。

現在、日本円の価値も急激に上がったり下がったりと、激しく変動しています。
ぜひ、資産を“ドル”で持つということも考えてみてください。

どうやってドルを購入すればいいの?と思う方もいることでしょう。
エール保険事務所では、ドルで運用する保険も多数取り揃えております。
ぜひ、エール保険事務所の営業マンにご相談ください。

皆様の日常生活をお守りすること、これが我々エール保険事務所のモットーです。
ドルで運用する保険のこと以外でも、何かお困り事がありましたら、是非ご連絡ください。

では、円高と円安の意味が分かったところで、今回のコラムは終わりにします。

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