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【自動車事故の過失割合とドライブレコーダーの重要性】

皆さん、『過失割合』という言葉を耳にされたことはありませんか?
これまでもコラムの中で、自動車事故における過失割合については触れてまいりましたが、この自動車事故の過失割合は、時に複雑で納得がいかないケースも・・・

しかし、”ドライブレコーダーがその状況を大きく変える”ことがあります。

今回は実際の事例を交えながら、『過失割合』と『ドライブレコーダーの重要性』についてご紹介したいと思います。

ドライブレコーダーが過失割合を変えたケース

「過失割合」とは、交通事故における当事者双方の責任の割合をパーセンテージで示したもので、この割合に基づいて損害賠償額が決まります。
一般的に、過去の裁判例をまとめた『判例タイムズ』などが過失割合の目安として用いられますが、個々の事故状況によって細かく調整されることがあります。
ここでは、実際にドライブレコーダーが事故の過失割合に影響を与えた事例をご紹介します。

事例①:駐車場からの右折事故で、過失割合が1割減!
<事故状況>
Aさんの車がお店の駐車場から右折で道路に出ようとした際、右から直進してきたBさんの車と衝突。

判例タイムズによると、通常は駐車場から道に出る車の方がより注意が必要とされるため、
・Aさんの責任が80%
・相手の責任が20%
が、基本とされます。

しかし、ドライブレコーダーの映像を確認したところ、Aさんの車はすぐに飛び出したのではなく、道路に少しだけ頭を出して安全確認のために停止していました。
それにもかかわらず、Bさんは徐行することなく走ってきて、Aさんの車を避けようと対向車線にはみ出しましたが、結局衝突してしまいました。

このドライブレコーダーの映像が決め手となり、
「Bさんの車ももう少し注意して速度を落とすことができたはずだ」と判断され、最終的には
・Aさんの責任が70%
・相手の責任が30% で示談となりました。

Aさんの契約には車両保険の付帯がなく、自分の車の過失分について修理費を支払わないといけなかったのですが、Aさんの責任割合が1割減ったことで、支出を抑えることができました。

事例②:信号無視の証拠をドライブレコーダーが証明!
<事故状況>
Aさんの車が赤信号で停車中、青信号に変わったため交差点へ直進しようとした時・・・
左から、赤信号を無視して突っ込んできたBさんの車と衝突しました。

判例タイムズによると基本の過失割合は
・Aさんの責任が0%
・相手車Bの責任100% となっています。
つまり、Aさんには一切の責任がないという判断になります。

ところが、相手のBさんは「自分が青信号だった!」と主張。
そこで、現場で双方のドライブレコーダー映像を一緒に確認したところ、Bさんが赤信号で交差点に進入した事実が明確に確認されました。
その結果、当初の過失割合通り
・Aさんの責任が0%
・相手車Bの責任100%で示談が成立しました。

【ドライブレコーダーがもたらすもの】

これらの事例からもわかるように、自動車事故では”当事者双方の主張が食い違う”ことがしばしばあります。
主張が食い違うと、示談交渉が長引き、精神的な負担も大きくなってしまいます。

そんな時に、『ドライブレコーダーの映像は動かぬ証拠』として、ご自身の主張を裏付け、”早期解決”に繋がります。

近年では、自動車保険にドライブレコーダーの特約が付帯しているものが増えています。
単に事故時の映像を記録するだけでなく、様々な便利機能が搭載されているのをご存じでしょうか?
万が一の事故の際、ご自身だけでなく、大切な同乗者の命を守るためにも、ドライブレコーダーは今や欠かせない存在ではないでしょうか。

私たち東京海上日動の保険代理店では、ドライブレコーダー付き自動車保険『ドライブエージェント パーソナル』をお勧めしています。
下記URLで詳細をご案内しております。
また保険料や機能についてなど、詳しくお知りになりたい方は、是非お近くの霧島本店鹿児島支店姶良支店川内支店鹿屋支店までお気軽にお問合せ下さいませ。

東京海上日動のドライブレコーダー付き自動車保険「ドライブエージェント パーソナル

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